海川山野 漁人

海川山野 漁人

四季折々酒肴探求

年々暑さを増す夏場、これから最高気温も30℃超えの頻度が高まり食材保管が難しくなる時期。

昨年の秋に10kg近く備蓄した甘藷(ベニハルカ)の在庫が2kg近く在庫有り。

乾燥、芽吹き、その他諸々劣化が進むので一番大きな鍋一杯分茹でて干し芋に。

好みの仕上がりに作れるのが市販品との大きな違い。

年末漬けた沢庵も残りこの一本。

昔の人は桶一杯に漬け、今程暑くは無かったとは言え濃い目の塩分、重い重石を掛け一年持たせたもの。

塩分薄目、軽い重石なので真夏前に使い切るのが上策、黄色い色目は茶色掛かり、酸味を帯び始め。

特有の「沢庵臭」に包まれつつ包丁を入れ

臭いがキツイ食材なので徹底的に水晒し

一晩経つと水気を吸い元の太さ近くに戻り

土産で頂いた出汁があり消費期限が7月一杯だったので使い切り

ティーパックの様な形態に驚く

沢庵の水気を良く切り

出汁汁で気長に煮込む。

煮込む過程で換気扇を全開で回してもそこはかとなく漂う「漬け物臭」を感じ取る度に唐突に昔の記憶が思い出されたりするモノ、、、

そんなこんなで鍋一杯に「おくもじ」仕上がり。

作ったからには早めに食べ切らねばと焦りを感じる今日この頃。

 

 

この時期自宅30分圏内の生活圏で無理無く得られる獲物の中で敢えて一つ狙うとすれば最寄りのターゲットは本流ヤマメ。

手持ちの在庫が尽き掛ける折りを見て出勤前に挑む日々、、、

桑の実の収穫時期を目前に控え、昨年度産のマルベリージャム消費を期して「パン食」続き。

合わせる蛋白源として「ヤマメ」頼りと言える日常、、、

従来生で塩分薄目で仕立てて居た所、更なる保存性向上と同じ塩分でも塩気を感じる様に一手間一夜干し。

7寸クラスとなると手持ちの鍋には入らないのでフライパンの出番、前回のコンフィも序でに加熱処理。

干す事で5mm程度、火を入れると更に5mm以上縮み何とかムラ無く火入れ出来。

今回の獲物は常備菜に回し。

毎度同じメニュー続き、飽きが来ぬ様酒はお手頃スコッチに転換、マルベリージャムの在庫も後二三回で終了見込み。

皐月のヤマメに支えられ

グラスを傾けつつ「皐月の豊饒」を想い。

今期の本流ヤマメ狙いはフィールド変更、15年程ブランクを開けたエリアで最近のデーターの手持ち無し、しかも通常エリアより漁期が一月短く、梅雨入り前に調査を急ぐ。

前回ヤマメを得た地点から始め。

前回掴んだパターンを踏襲、すぐさま疑似ギンケ捕捉。

今回は川沿いを移動しつつの釣り降り、通称「鱒川渕」や「貝殻橋」付近に重点を置き。

辰巳ダムや法師堰堤まで遡上するサクラマスの滝登りを妄想、、、

 

しかし現実は寂しいものでBBQ愛好家達が遺棄したペツトボトル、空き缶、包装トレーが方々に散乱している上、無節操な焚火や炭ガラがそこかしこに散乱。

(真のBBQ愛好家では無く俄BBQ愛好家の所業と信じたい所)

該当エリアは入渓者も多い模様で大桑層の柔らかな地盤にはブーツやウエダーの無数の足跡。

解禁前の鮎も極めて多く、沈めた毛糸目印に喰いつくのか魚信とり難し。

前回より約1km下流地点で7寸クラスの本流ヤマメ。

欲張らずに早めに納竿。

前回同様「鱒」の血脈濃厚な本流ヤマメ。

次回は釣果は兎も角、市街地も念頭に更に下流部を探って見たく思い。

先日は博識の兄の解説で金沢の巨樹巡りをして感激。

リストに登録されて居ない金沢有数のブナの巨木「戸室の大ブナ」を訪ね。

登山道分岐点のケルン

此処より上は天上界「不敬」無き用心掛け。

標高五百メートル程度ながら深山の雰囲気を醸し。

御神域の末端から順に参詣、この付近より信じられぬ程良好なブナの森が展開。

このエリアを護持する方も今や齢九十を越え免許返納。

一日僅かなバス便にてお仲間と共に登山道、神域を整備、ササユリ等植生の保護に当られる姿に日々接し敬服する所。

下界の暑気はどこ吹く風、爽快なブナの森を一路大ブナ目指し歩みを進め。

余り寄ると全貌が判らぬ程の「戸室の大ブナ」

白山麓に於いてさえ匹敵する大ブナは多くは無い物と思われ。

幹回り実に3m25cm!!

周囲全方向から眺め入る。

御神域ゆえ一応山頂を踏み下山。

行き掛けに気が付かなかった「ササユリ」の花

帰途コレを見れたのも御利益と感じ。

雨上がりの休日。

海域に於いては新たにアカイカ、スルメイカ釣りの好機、本流ヤマメも面白い時期ながら手持ちの獲物アリ。

休日の釣果は先達と新進気鋭の後進に任せ、無駄な殺生は回避。

夏キノコはさすがに未だと判断、木苺類、桑の実の観測に出向く

途上、雨上がりの午前美しい「スイカズラ」の群生が眼に留り!

蕾多く真白き「スイカズラ」(忍冬)の花。

今を逃せば来年まで巡り合わぬ極上品に遭遇、微塵の躊躇なく摘み。

昼時「ビダル珈琲」様に立ち寄り。

今回は「広瀬元教授」が寛いでおられ

以前から気になって居た大粒の水晶その他はキゴ山の岩石を割って採取したとの話を伺ったり。

水素水中で二年間錆びぬ釘の話などピザと珈琲を頂きつつ拝聴。

本日の「山の幸」忍冬の花。

ハニーサックルの甘き香りを愉しみつつ先ずは余分な葉を除去。

一応軽く水洗いし「虫出し」

手持ちの「保存容器」「ジン」「氷砂糖」を準備。

忍冬と氷砂糖を保存容器に入れ

ジンを注ぎ作業完了。

左側が呑み頃の二年物。

美しき花を見ても思いは「酒」に行きつく自分に呆れ。