当初、手慣れた能登長浦猿島周辺を予定。
ここ数年の温暖化で「越冬鱚」「イシガレイ」の魚影激減。
更にツインブリッジ付近は数十頭規模の海豚の定住スポットとなり、イルカに食い荒らされ水産資源は壊滅状態!!
陸上では「ツキノワグマ」海域に於いては「イルカ」が自分的には最大のライバルで、カタギには手も足も出ないヤクザの様な存在とさえ感じる今日この頃。
イルカの食害、大食漢ぶりは最早「カワイイ」等と呑気な事を言っている場合では無い、人間以上の水産資源を食い荒らす脅威と認識すべき曲がり角、放置すれば能登の小規模漁業存続は不可能と認識転換が必須事項。
能登島向田にもイルカの巣窟が存在し、挟まれる状況に有る物の鴫島入江には比較的出現頻度が低めな感触。

マイボートをエントリーするのは
7月30日以来四ヵ月半振り。
昔の常識が通用せぬ状況を痛感して居るので、新規開拓。
最終的に「ねやフイッシングパーク」をセレクト。

段差の小さい雛壇の護岸

新品のウエダーを着用すれば容易に進水可能。

四ヵ月半振り装着した船外機。

その場で試運転も可能と何かと便利。

まさかの最高気温22.4℃、鏡の様な七尾北湾。
釣り人の有無程正直な物は無し!!方々に設置されたカセに人影が無いのは、やはりイルカの食害甚だしく釣れないからと判断するのが妥当線。

その昔、この時期なら護岸からの投げ釣りで関西からの釣り人が二人でイシガレイを300枚仕留めた記事が雑誌を賑わせた物、オカッパリでも肘叩きの大鱚の好釣果等枚挙に暇ない好ポイントでのボート釣り。

何とか拾ったのはドテラ流しの移動直後の落とし込みに喰ってきたカサゴのみ。
コマセを撒いても何も寄らず、サヨリの回遊も無し。
時折カタクチイワシの小さい群れのボイル、小規模なナブラがチラホラと、、、
その昔なら、虫エサにキス、カレイ、クロダイ、ヒイラギ、メゴチの魚信絶えず、捨て竿には海毛虫。
コマセを撒けばサッパ、メジナ、シマダイ、ウマズラ、カワハギ、フグ、アジの大群が湧いた物。
これらネクトンはイルカの餌食で壊滅状態、辛うじて根魚のみ食害を免れている状況が読み取れ。

粘っても益無しと感じ、早々に納竿。
ただ悪天候に強く、とりあえずイルカが居付かず根魚は期待出来そうなので今後の研究ポイントとして有望と感じ。

この程度のカサゴなら地元サーフでツ抜けで釣れる事も屡々。

船外機は念入りに塩抜き

仕留めたカサゴは翌朝の朝餉の食卓に登り「美味しく」頂き。