海川山野 漁人 -2ページ目

海川山野 漁人

四季折々酒肴探求

この連休前だと紅葉時期に早すぎだったホワイトロード

漸く県境付近の三方岩岳の紅葉が始まったと聞き及び白山麓に出向く。

往路、キノコ狂いの自分なので観測中の目標捕捉。

観測中のマイタケは成長緩慢、どうも「トンビマイタケ」の模様でトンビマイタケは所謂ナガレに近ずくと堅く喰えなくなるのでこの時点で摘み取る事とし。

次いでハタケシメジのシロの未発生を目視確認、矢継ぎ早に先日見出したナラタケをもう少し摘む事とし。

サワモタセの異名の通りに小沢一面、枯れ枝や土手にさえ爆生!!出始めて数日経過してきたので綺麗な物を厳選して少しばかり摘み。

念の為ウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ)のシロを点検、高温の為発生停止、黴て朽ち始め、、、

気になる事象は数多あれ、キノコから離れ白山麓の紅葉狩り

白山の展望に感激!!

オオカメノキの赤、ナナカマドも紅く色付き。

ツルリンドウの実が興味深く、マイズルソウにも赤い丸い果実が彩を添え

ブナやミズナラ、草紅葉の黄色みも深まり始め、、、

コメツガやヒメコマツ、アオモリトドマツ、キタゴヨウマツの香気に癒され、、、

いつものダケカンバの樹下に暫し憩い。

目指す山頂まであと僅か

一段と大きく、間名古の頭、白山主峰部、遠く先日登拝した乗鞍岳を望み。

山頂より笈ケ岳、奈良岳、眼下に若き日にイワナ釣りに興じた桂湖を望む。

帰途、一応瓢の大滝に立ち寄り。

折あらば新たなスポット噴泉塔を拝みたい物と思いつつ

秘湯中宮温泉「西山旅館」にて入湯

ここの書籍を読んだり岩石類に眺め入り。

帰宅後は収穫の処理なども怠り無く。

それにしても中宮温泉の湯は夜寝入る迄体が暖まる程の「名湯」と感じる所。

 

 

 

自分の指標木の令和6年の金木犀開花日は12日。

定点観測の負担から漸く解放、中盤品種のウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ)やサクラシメジなどの漬けゴケ狙いの時節到来と読み。

所が日中の最高気温が連日夏日越え、ウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ)の指標地点の発生は全く進まず、辛うじてサクラシメジ(カッパ)の生え始めを確認。

発生初期の美しいサクラシメジ

実家に帰還。

晩酌のメインは注文通りの「コウバコ蟹」「かいぼし」「ナラタケのナポリタン」

酒は返礼品の「白鶴 山田錦」

酒杯を傾けつつ連休の行動を検討、ウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ)を狙っても厳しそうな感触なので初日は紅葉の始まった山歩き、中一日置いてサクラシメジ狙いに出向く事とし。

塩蔵用にサクラシメジを茹でて早寝。

 

数年前、得難いマイタケのシロを発見したので研究素材として観測研究も怠らず。

指標地点観測で生え始めを何とか確認、目立たぬ所のモノを摘まずに観測する事に。

48時間経過、やや成長が確認され。

新たな発生は無し。

理想的には毎日観測したい物のそれは叶わず、、、

同様にウラベニホテイシメジも観測

こちらも48時間経過、ドングリの柄を基準に約1cmの成長と近隣に新たに3本発生確認。

こんな作業の繰り返しが面白く。

山歩き用のシューズ

普通の人なら廃棄買い替えの状況でも自分は捨てず。

接着五日目 市販の接着剤で完全に圧着確認。

一足あたり4つのソールに分かれており面倒この上無し。

接着剤を塗布し10分放置

生憎碌な資材は持ち合わせず有り合せのゴムバンドで固定。

時折様子を点検。

このペースだとこの秋には間に合わず、、、

しかしながら事を急いて一度に進めるよりも一箇所集中の方が結局確実な事は渓流釣り用のウエダーのソール張り替えで身に染みる所。

貴賤問わず人それぞれに平等に有るのが「限られた時間」

些細な局面に於いてさえその使い方の難しさを感じる今日この頃。

 

 

昼休み帰宅すると冷蔵庫に黒ガスエビ在り!?

市場に出向いた実家の母が来訪し下さった一品。

相変わらずベテラン主婦の目利きに舌を巻き!!

早速昼餉に数匹刺身で頂き。

勤務終了後、勿論家飲み「晩酌」

申すまでも無くメインは「黒ガス」お造り

此処の所の主食!?「シバタケおろし和え」

「黒ガス姿焼き」自分的ホルモン料理「黒ガス頭串焼き」コレが案外美味しく酒が進む事この上なし。

しかも家計、廃棄物削減、貴重なキチン質摂取と良い事尽くめ。

可食部9割近く豆蛸とは言え使い出アリ

今回は初物揃いの吸い物 (自分の場合ほぼ天然は当たり前)

「マイタケ、シバタケ、ナラタケ初物幼菌の豆腐汁」

今季これ以上のモノは恐らく出来ず。

祖先が山家の出の自分故か越中の「三笑楽」や飛騨の「飛騨娘」が肌に合い、、、

三笑楽は比較的入手容易ながら、超マイナーな「飛騨娘」は遠方も相俟って入手困難。

低価格ながら食中酒として自分的には「最優秀」ランクの評価。

二本の足で幸運にも恵まれ得た質素な旬の食材に、近江町市場でベテラン主婦が見出した海の幸。

自分的には永遠にこの時期であって欲しい物と感じ。

昨年に引き続き遅れに遅れたキノコシーズン入り。

始まりが遅れようと終わりの時期は特段伸びたりしないのが今日迄の経験則から導き出された結論。

中一日、出勤前にフィールド再訪。

前回見られ無かったナラタケ幼菌大爆生捕捉。

全て摘めば7~8kgと途轍もない生えっぷり!!

このグレードは極めて美味。

しかしながら過食禁物、消化不良の傾向強く自分の消化器官との相性にやや難アリ、しかも食べ切れぬ程のストックが集まりつつある今。

控え目に500g見当を摘み。

二日経てば大きくなつたか!?と期待のマイタケは然程変化なく次回に繰り越し。

シーズン入りが遅れた物の晩生品種のクリタケ生え始めを確認。

金沢エリアでは平年より十日程早めか、、、

これも経過観測中のウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ)

観測対象個体は大きな変化無い物の、他に三本生え始めを見出し

岩蛸、シバタケと心待ちにしていた秋の味覚が実体化。

来る日も来る日も旬の雑ゴケ

美人は三日で飽きてもシバタケは飽きず!!

季節の移ろいと共に今後しばらくは「風来坊」のナラタケか

通勤コースの金木犀は11日時点で未だ未開花、明日あたりが開花日か。

連休にウラベニホテイシメジ(イッポンシメジ)ピークを期待するもやや難しい観測結果。

思うに任せぬ所も面白みと感じ。