土曜日の昼頃から雨が降り出したものの、そこまで馬場が荒れたわけでもなくインコースからの伸びも目立つ展開が多かった。

先行しそうな馬が多く、JFのようにペースが上がると中団で控えた力強い差し馬や、ドゥアイズのような持久力のある馬が台頭してくる可能性が高い。また強い向かい風も予想されていて、直線でいったん先頭に立っても外から差されるシナリオも考えられる。

 

1.キョウエイブリッサ

流石にここは厳しいか

 

◎2.ドルチェモア

前走はグラニットの大逃げの後ろに控える有利な形ではあったが、測定してみると前半1000mは60秒ちょうどで、そこからあの伸び方を見せていると考えるとかなり評価は高い。それに加えてルーラーシップ産駒の力強い血が入っており、基礎能力は相当高いものとみている。先行する可能性もあるが、ここまでの切れ味があるなら中団ほどで控えるのがベスト。スタートは上手いので立ち位置に関しては問題ないだろう。

 

△3.オールパルフェ

こちらも阪神適性はかなり高いだろう。中山での未勝利戦はそこまで評価できない。ただ前走のデイリー杯は前残りバイアスがかかっていたものの、俊敏な動きができていた。惰性で残ったわけではなさそうで粘り強さも十分にある。素質に関してはドルチェモアに劣るだろうが、押さえは必要。

 

4.ドンデンガエシ

前走はスピーディーな動きを見せたが、まだ馬場状態がよかった秋の中山競馬場となると、これくらいの動きはそこまで評価できないか。前で押し切る競馬ができればいいのだが、展開的には厳しいだろう。

 

5.バグラダス

切れ味はそこまで悪くなかったが、もう少し迫力が欲しいところ。

 

6.ミシェラドラータ

相手強化でここは厳しいか。

 

△7.オオバンブルマイ

新馬戦はインコースを突く力強い走り。ただこれもそこまでの圧倒感はない。前走は道中単独で4番手につける相当有利な展開で、直線に向いてからは前がつぶれるところを持続して伸びてきた感じか。先行勢の後ろに控えてゴール前で伸びてくるような競馬ができれば、ある程度評価はしたい。ただ阪神の馬場では力強さも求められるが、その点は疑問。

 

8.グラニット

今回は抑えてフロムダスクを前に行かせそう。逃げて何とか前で残るような競馬ができないと能力的には厳しいと考える。

 

9.ニシノベストワン

前走はインコースから鋭く伸び、ピッチ走法が際立った。ただ相当有利に立ち回っていたためそこまで評価はできないか。

 

10.ウメムスビ

ここは流石に非力か。

 

△11.ティニア

フランケル産駒。力強さという点では新馬戦を見ると多少不足しているように思えるし、前走のような瞬発力勝負でも伸びが足りていない。ただ、まだ現れてはいないものの持久力を持ち合わせている可能性は高い。それを使って伸びてきてもおかしくない馬場と展開が想定されている。

 

▲12.ダノンタッチダウン

ロードカナロア産駒ではあるが力強さはあり。前走はいい伸びを見せてはいたが、新馬戦を見る限りではそこまで圧倒感はない。ただ、今の馬場は半兄であるダノンザキッドが相当得意とする状態。あの力強さがあったから香港でも好走できたと見ている。大外から届くかどうかは微妙だが、上手く内を狙ってくれば面白そう。

 

13.スズカダブル

インパクトのある走りは一切見せていない。ここは苦しいか。

 

◯14.レイベリング

新馬を見る限りでは重心が低くてスピードもあり、相当完成された走りができるタイプの馬だと感じた。驚きなのがこれがフランケル産駒であるということ。ここまで瞬発力を持ったフランケル産駒というのはあまり見たことがない。今回もしペースが上がってJFのように持久力も求められるようになったら、血統的には相当有利だといえる。

 

15.フロムダスク

京王杯の大荒れの原因はやはり極端な前残りバイアスが働いていたからで、そういう点においてはこの馬のスピード持続力が生きた可能性がある。1600mの阪神でその能力が生きるかというとはなはだ疑問だ。

 

△16.コーパスクリスティ

前走の切れ味は評価できる。ただそこまで迫力はなく、小頭数で不利なく上がってきたため、頭数が増えてそれを捌く精神面があるかどうか。

 

17.エンファサイズ

阪神のインコースから伸びてきたのは好印象だが、そこまで馬場は荒れておらず、決して圧倒的な切れ味があったわけでは無かったように感じる。他の外枠の差し馬よりはどうしても見劣りするか。

 

買い目(買えないけど)は

単勝2

3連複フォーメーション

2-3,4,7,15-11,12,14,16 16点