《ヴィクトリアマイル》
日曜の時点で馬場が乾いていれば、先週のように前や内が有利になりそう。外差しが決まるとしたら馬場が渋ったときか。
1ラヴズオンリーユー
前走エリザベス女王杯で初の敗戦となったが、オークスが456kgでエリザベス女王杯が472kgなので成長分を考えたとしても少し太かったのだろう(全兄リアルスティールは夏を越して6kg増であったことからも窺える)。今回は14日計量466kgで太くはない。ただ陣営コメントによるとドバイミーティング中止による予定変更の影響はありそうで、絶好枠は引いたが本命にはできない。距離については、リアルスティールはマイルは少し忙しかったが普通に考えても牝馬の方が距離適性は短くなるので問題ないだろう。良馬場の場合も重い馬場の場合も▲。
2ビーチサンバ
善戦マン(ウーマン?)といった印象だろう。父クロフネ×母系米国系であり高速馬場は向き、チャンスがあるとしたら昨年秋のように前で競馬をした時だろう。コースレコードのローズステークスをダノンファンタジーにクビ差の2着と肉薄しておりスピードは折り紙付き。良馬場なら△、重い馬場なら消し。
3シャドウディーヴァ
前走阪神牝馬Sでは直線進路を見つけられずあまり追えないまま大敗。今まで大敗したのは前走とローズS、エリザベス女王杯で、輸送が良くないのかもしれない。ただ輸送でも唯一崩れなかったのが秋華賞(稍重)、母母父インディアンリッジ(ヘロド系)からも適性は高そう。冬の重い芝で行われた常総ステークスと東京新聞杯で好走(1着、2着)していることからも窺える。スピードには劣るが重馬場でうまく内を突けたらチャンスあり。良馬場なら消し。重馬場なら△。
4シゲルピンクダイヤ
年明けからリズムを崩している感じ。ダイワメジャー産駒なので早熟だった可能性もあるが、復活するとしたら休養挟んで秋か。府中への輸送もマイナスで、ここは狙えない。消し。
5プリモシーン
昨年2着馬。この馬は府中マイルのレースでは、4戦2勝2着1回。唯一馬券圏外だったNHKマイルCも0.2差、と全く崩れていない。枠も良く、リピーターレースでもあるので抑えは必要。良馬場の場合も重い馬場の場合も△。
6トーセンブレス
本馬は直線急坂のある阪神、中山以外では全く馬券圏内に来れておらず(母父ファルブラヴ×母母父カーリアンの欧州血統の影響か)、今回の府中マイルでは厳しい。2歳時や3歳春には牝馬の一戦とも戦えていたので、今年阪神で行われるマイルCSに出てくることができたら狙ってみたい。今回は消し。
7ダノンファンタジー
前走はプラス22kgで太かったが、それでも5着に来れるのだからやはり高速馬場(特にマイル)の適性は高い。先行力があるのも今の馬場ではかなり強みになる。不安要素は土曜の雨による馬場の渋り具合のみ。良馬場なら◯、重い馬場なら消し。
8ディメンシオン
出走取消
9セラピア
元々フローラSで1番人気になるなど素質を感じさせていた馬だが条件戦2連勝からいきなりG1挑戦。さすがにいきなりこのメンバーと当たるのは厳しい(去年のサウンドキアラと同じイメージ)。ここで経験を積んで今後の重賞戦線で期待。今回は消し。
10メジェールスー
母は12年前のこのレースの勝ち馬エイジアンウインズ。母は1200〜1600で活躍していたが本馬は父がロードカナロアなのでさらに距離適性が短く、1600は持たないだろう。消し。
11サトノガーネット
追い込み一択の馬だが今の府中は中団にはいないと届かない。出遅れることも多い馬で出遅れをカバーできないマイル戦も忙しそう。消し。
12アーモンドアイ
今年のヴィクトリアマイルの主役。ドバイ中止の影響はありそう、とラヴズオンリーユーの項に書いたがそれはこちらも同じ。状態面の不安はある。そして有馬記念から一気に900mの距離短縮というのも不安要素。昨年の安田記念ではスタートの不利もあったが200mの距離短縮でもあれだけ後ろの位置どり。重い馬場だとペースが遅くなり少し前めにつけられるかもしれないが、良馬場なら中団よりは後ろの位置どりになりそう。枠も外になり、能力はメンバー中でも1番高いと思われるが不安要素が多く、オッズ的にも妙味がないので印を下げてみる。良馬場の場合は△、重い馬場の場合は◯。
13トロワゼトワル
3走前開幕週の京成杯AHをレコード勝ちしているように高速馬場適性はかなり高い。2走前は大外枠が災いし、前走はプラス20kgで太かった。良馬場なら一発ある。良馬場の場合は△、重い馬場の場合は消し。
14スカーレットカラー
前めにつけると爆発力を欠くので力を出せるのは追い込み。前走は距離短縮と休み明けは良かったがプラス16kgで少し太かった。良馬場なら消せるが、馬場が渋れば持ち味のキレとパワーを生かせるので抑えは必要か。父ヴィクトワールピサ×母父ウォーエンブレム(米国型ミスプロ)×母母父ディスタントリレイティヴ(ハビタット系)のパワーに優れた血統にも裏付けがあり、道悪の府中では府中牝馬ステークス勝ちの実績は侮れない。良馬場なら消し、重い馬場なら△。
15アルーシャ
近2走は稍重と重だったのが不運だった。府中の高速馬場は合うので、前めにつけるようならチャンスはある。枠は不安だがかなりの不人気なので紐に入れておきたい。良馬場なら△、重い馬場なら消し。
16ノームコア
昨年、先行から差しに脚質転換してからマイル戦ではかなりの強さを見せていたが、今回は外枠なので高速馬場ではチャンスが無い。ただ重馬場のときは堅いだろう。良馬場の場合は消、重い馬場の場合は本命。前走の高松宮記念は1200mが忙しすぎたので度外視。
17コントラチェック
前走はこの馬の持ち味のスピードが殺される馬場だったので大敗も仕方ない。良馬場ならかなり強い馬。枠は外枠だが、ミナレットも大外枠から逃げたように府中マイルならすんなり先手を取れるだろう。良馬場で逃げたら未だに負けなし。人気落ちで配当妙味もある。良馬場なら本命、重い馬場なら消し。
18サウンドキアラ
連勝中の勢いはあるが、一線級と戦っての連勝ではない。大外枠の差し馬というハンデを跳ね除けるくらいの抜けた能力を持っているとも思えず、さすがに厳しい。消し。
 
買い目(買えないけど)は、
 
良馬場の場合
単勝17
ワイド7-17
三連複17-1,7-1,2,5,7,12,13,15 計13点
 
重い馬場の場合
三連複16-1,12-1,3,5,12,14 計7点