《大阪杯》
中間(水曜日)に雨が降った良馬場で土日は晴れ予報、米国系のスピード血統の好走を予想。
1ロードマイウェイ
ジャスタウェイ産駒の阪神芝2000mコース成績は連対率50%、複勝率57%と非常に高く、この馬も初重賞制覇のチャレンジカップを含む2戦2勝の好成績。前回は出遅れ展開が向かなかったが、同コースのポートアイランドステークスのように最内枠から好位につける競馬が出来ればチャンスあり。父母父ワイルドアゲイン(二アークティック系)は米国系、血統の裏付けもある。
2サトノソルタス
ここまで右回りを使ってこなかったのがやはり気になるところ。前回の金鯱賞は強烈な前残り馬場、2着というのが実力を反映しているとも考えにくい…母父ペションヴィル(米国型ミスプロ)、母母父ネイティヴダンジグ(米国型ダンジグ)の血統面は評価できる。
3ブラストワンピース
父ハービンジャーは欧州型だがダンジグ系、距離短縮自体は有馬記念などのように得意。これまでの成績は1着か馬券圏外かしかないのがこの馬だが、古馬混合戦になってからの4勝中で道悪また洋芝のタフな馬場が占める割合は3勝。唯一の例外は新潟記念(GⅢ)と高速馬場はそれほど得意とは言えないだろう。
4ワグネリアン
父ディープインパクト×母父キングカメハメハ×母母父ブロードブラッシュ(ヒムヤー系)と母型を遡れば米国血統が中心。距離短縮と鉄砲はマイナス要素にはならない。堅実に走ってきた馬で、切る要素が見当たらない=相手関係を見てもここでは高評価せざるを得ない。友道厩舎の2頭出しも好要素。
5ラッキーライラック
父オルフェーヴルはステマ配合種牡馬で2戦目以降パフォーマンスを上げる欧州血統、対して母系の母父フラワーアレー(米国型ミスプロ)と母母父シアトルスルー(ボールドルーラー系)は今回の馬場に合うスピードある米国系。上手いこと得意とする部分が噛み合う今回はベストな条件。文句なしの本命だろう。
6レッドジェニアル
父キングカメハメハ×母父マンハッタンカフェと欧州色の強い配合。京都新聞杯以来勝ち星から遠ざかっているが、非根幹距離を得意とする母父マンハッタンカフェの恩恵を受けたもの…厳しいか。
7ステイフーリッシュ
父ステイゴールド×母父キングカメハメハ×母母父シルバーホーク(ロベルト系)とゴリゴリの欧州血統。使ってきたことによる上積みは見込めるが、距離短縮も今回の馬場もマイナス要素になってしまう。
8ダノンキングリー
父ディープインパクト×母父ストームキャット×母母父オーナーアンドグローリーの米国型血統。どちらかといえば非根幹距離に強い黄金ニックス。米国型血統なので鉄砲でも調子は悪くなく、逆にいえば前走からの上積みらしい上積みもないといえる。マイナス要素もないが明確なプラス要素も米国型血統である以外はない。毎日王冠で見せたように高速馬場自体は得意なはず、対抗。
9マカヒキ
母父フレンチデュピティは母系を出す種牡馬。ニエル賞を勝ったようにこの馬はタフな馬場を得意としており、母系は母母父レインボーコーナー(レッドゴッド系)を中心として欧州系の母系であり、ここでは不向きではないだろうか。
10ジナンボー
父ディープインパクト×母父キングカメハメハ×母母父ソルトレーク(ヴァイスリージェント系)。米国系ではあるが…前回の小倉大賞典含め、基本的に好走しているのはパワーの要るタフな馬場。高速馬場が予想されるここでは厳しいか。ハイペースに逃げ馬もキツいのではないだろうか。
11カデナ
3歳時の弥生賞から筋肉質なタイプに変わっており、母系こそ米国系だがパワー寄りになっている。今のこの馬の馬体で高速馬場は合うか微妙な所だろう…絞れているようであれば狙ってみたい。また、極度にハイペースになるような展開によっては差し馬にとってチャンスあり。
12クロノジェネシス
父バゴ(レッドゴッド系)×母父クロフネの血統、レッドゴッド系は中々主張の強いタイプの種牡馬…秋華賞や京都記念は道悪であり、混合戦の高速馬場においては対応できるスピードはクロフネから受け継げていない(バゴの主張に打ち消させれてしまっている)だろう。
 
買い目(買えないけど)は
ワイド ボックス4,5,8 各2点
複勝1,11 計8点