《中山記念》
無観客競馬は観客がいないことによって雑音が少なく、もともとテンションの高い米国系血統の馬は普段オーバーテンション気味になっているのがレースに丁度いい具合に落ち着き本来の力を発揮できるので有利。中山は中間の雨で馬場が硬く土日の晴れでスピード馬場に。直線も短いので米国系有利な条件が多く揃っている。実際、土曜日の芝レースで穴を開けた馬(6番人気、8番人気)は2頭とも米国系。
◎9ラッキーライラック
父オルフェーヴルから受け継がれた気性の悪さを時折見せることがあるが今回の無観客開催は母父フラワーアレー(フォーティナイナー系)や母母父シアトルスルー(ボールドルーラー系)などの米国型血統から休み明けも問題なく、有利な条件が揃っている。昨年のこのレースも6番人気ながら2着の結果を残しており得意な馬場であることは間違いない。
〇6マルターズアポジー
一昨年のこのレースで3着。近走不振が続いているが、なんといっても今回魅力的なのは米国型血統。父ゴスホークケン(ストームバード系)×母父オールドトリエステ(エーピーインディ系)の血統で、関屋記念を勝利したときのような高速馬場で走れていなかった(稍重や冬の湿った芝、ダートやスプリントレースなど…)やっとベストな条件が巡ってくる。
 
買い目(買えないけど)は
単勝 9
複勝 6 計2点
 
《阪急杯》
このレースではペースと脚質に注目したい。出走する18頭のうち、前走第4コーナーで3番手以内につけていた馬は一頭もおらず、ペースがスローになる可能性が高い。また、2/29の阪神競馬は逃げ・先行馬が穴を出すことが多かった点もあり、道中前につけて競馬をする馬を狙いたい。
◎6フィアーノロマーノ
阪神芝1400mでのレースは2戦2連対(阪神カップは2着)。父ファストネットロックは豪スプリントGⅠ2勝、母父ライオンハート、母母父ビュージーニアスはともに米国型で、先行力に優れる。
〇5クリノガウディー
この馬は距離短縮が得意(朝日杯2着)な馬と思っているが、なかなか距離短縮で挑むレースがない。先行できる馬である点や、2/29の阪神芝で母父メジロライアンの馬が好走(8R6番人気3着テンノカガヤキ、10R7番人気1着エレナアヴァンティ)している点も魅力。
▲15ニシノラッシュ
昨年の阪急杯では1着ダイアナヘイローと0.1秒差の4着。1200mでのスピードには対応できなかったが、距離が伸びて一変する可能性がある。
 
買い目(買えないけど)は、
単勝 5,6,15
複勝 5,6,15
ワイドBOX 5,6,15 計9点