《菊花賞》
土曜の雨がどれほど日曜の当レースに影響を与えるかわからない。重くなった場合と速い馬場で血統適性が圧倒的に異なるので、2パターンあることを前提に予想。買い目の参考になさる方は、どうぞ当日、ご自身で判断されたし。
高速馬場→差し馬&2400m適正と、ノーマルなクラシック適正が求められる。
良馬場&スローペース→差し馬&芝1800m適正
スローの瞬発力勝負は実質短距離戦。非根幹距離適性とも合わせて1800mで判断するのが最適。
道悪馬場→先行馬&パワー血統のよくある道悪での傾向。
1ザダル
早い時計で決着した前走セントライト記念での3着は、米国血統の恩恵を受けたもの。また、瞬発力にも欠けるため今回は厳しいだろう。一発あるとしたらスローペース。
2ニシノデイジー
ダービーでは5着と好走し、瞬発力もある。1800m実績(東スポ2歳S,札幌2歳S)もあり、高速馬場でもスローペースでも活躍が見込める。
3カリボール
1800m戦は4戦走って4戦3勝。瞬発力もあり、ジャスタウェイ×サクラバクシンオーとスピードに恵まれる。スローペースで狙いたい。
4ユニコーンライオン
父ノーネイネヴァーは仏GⅠ・モルニ賞(芝6F)勝ち馬、母父ハイシャパラルは英愛ダービーなど欧州中長距離GⅠ6勝。スタートから飛び出す力とパワーを兼ね備えており、道悪馬場で狙いたい。
5ワールドプレミア
休み明け初戦の前走・神戸新聞杯では上がり3Fタイム1着をマーク。 母父アカテナンゴはドイチェスダービー勝ち馬とパワーもあるため道悪でも期待できる。スピードには欠けるためスローの瞬発力勝負では評価を下げたい。
6ディバインフォース
唯一の重賞出走である青葉賞では13着と大敗。父ワークフォース×母父ゼンノロブロイと重厚な血統で、良馬場では勝負できない。休み明け初戦ということもあり今回は見送り。
7ヒシゲッコウ
父ルーラーシップ×母父ファルブラヴとパワーのある血統。スピードに欠けるため良馬場では厳しい。道悪だとしても4戦走って唯一の負けが中17週のプリンシパルSと休み明けが不安だ。
8メロディーレーン
距離延長では過去4戦走って (1,0,2,1)と、(比較的)好成績を残している。血統的にも道悪なら可能性があるが、先行力がないのでなんとも…
9ヴァンケドミンゴ
母アンフィルージュは1200m戦3勝。可能性があるとしたらスローの瞬発力勝負。
10カウディーリョ
母ディデラノビア(フローラS1着、オークス,ヴィクトリアM3着)、全姉ディアデラマドレ(府中牝馬S1着)と、近親には東京競馬場での活躍馬がおり、直線でのスピード勝負になる競馬には強いと考えられる。ちなみに堀厩舎は7ヒシゲッコウとの2頭出し。
11シフルマン
血統的にはパワー血統で、狙うとすれば道悪。
12レッドジェニアル
母父マンハッタンカフェを持っており、非根幹距離には強いはず。馬場を問わずに狙いたい。
13ヴェロックス
皐月賞、ダービー、神戸新聞杯と王道のクラシック路線では2着,3着,2着と好成績を収めた。また、血統的には母父にドイツGⅠ3勝馬・モンズンを持つなど道悪への適正もあるだろう。
14サトノルークス
皐月賞・ダービーで17着と大敗したこともあり、良馬場で狙うのは厳しい。母系にはサドラーズウェルズ、アイリッシュリヴァーがおり、道悪馬場なら高評価したい。
15ホウオウサーベル
ディープインパクト産駒の半姉ビッシュは中長距離戦で活躍(紫苑S1着,オークス3着)。ハーツクライ産駒のこの馬はさらにパワーよりの血統で、スローの瞬発力勝負には不向きだろう。
16ナイママ
特段スタミナがあるわけでもなければスピードにスピードに富むわけでもなく、ハナを切る力もなければ直線の伸びもない、中途半端な馬。この舞台では厳しいだろう。
17タガノディアマンテ
レース前日に雨が降って馬場が重くなっていたきさらぎ賞では2着に入ったように、道悪のレースでは積極的に狙いたい。
18メイショウテンゲン
母のメイショウベルーガ(日経新春杯,京都大賞典1着、エリザベス女王杯2着)は京都の中長距離で活躍した馬。しかし、近3走では直線の伸びを書いて大敗している点が不安だ。原因がスタミナにあるのならば、スローの瞬発力勝負で狙いたい。
買い目(買えないけど)は、
高速馬場:ワイド ながし13-2,10,12,15 各1点
5-13 2点
複勝 10 1点 計7点
スローの瞬発力勝負:ワイド ながし2-3,10,12,13,18 各1点
複勝 2,3,10 各1点 計8点
道悪:ワイド ながし 13-2,4,5,10,11,12,14,15,17 各1点
複勝17 各1点 計10点