逆転合格の始まりに必要な3つのこと | 中学受験・高校受験・大学受験に強い杉並区の個別指導塾TESTEA

逆転合格の始まりに必要な3つのこと

こんにちは!
杉並区の個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。

今日は、過去にいただいた大学受験生からの相談と、それに対しての回答を掲載します。
2記事に分けて書きました。

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【名前】大

【学年】2年

【志望校】慶応義塾大学経済学部

【塾情報】無し

【テストの成績】無し

【今まで学習した参考書やテキスト】ドラゴンイングリッシュ、英文熟考

【一日の勉強時間】2~4時間

【質問・相談内容】
現在関西の大学生の者です。
私は以前に浪人、仮面浪人としてきましたが、結局志望校に受からず今現在の通っている大学にいます。
しかしどうしても諦めきれない思いが最近強くなり、再受験を決意しました。
志望校には受かる可能性が低いことは目に見えていますが、それでも受けます。

自分の落ちた理由として直前期になって、いきなりやる気がなくなり、そのまま当日を迎えるというのがよくありました。
今回は「後悔しない」ということを目標にしています。
どうしても受かりたいです。ちなみに英語、世界史、小論文で受験します。
英語、世界史に関しては少しは知識が残っていると思いますし、英語に関しては学校の授業でいまだに触れています。

すごくアバウトな形ではありますが、繁田さんの経験も含めて助言等していただけると嬉しいです。
これからの予定等なかなか1人では難しいです。
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大さん、再受験を決意されたのですね。

大学2年になってからの再受験ということで、かなり精神力を要する決断だったと思います。

しかし決めたからには意地でも合格を勝ち取りたいですね。


まずは簡単に3つほど、モチベーション面と姿勢面でのアドバイスをします。


1.大さんが慶應経済に合格して得ることのできる「メリット」は何がありますか?

まずはそれを改めてしっかり考えてみましょう。

その「メリット」のイメージが強ければ強いほど、やる気を維持しやすくなります。

具体的であれば具体的であるほどよいです。


これは、小難しいことは考えなくてもいいです。将来の自分の姿なんて思い描けなくても全然OKです。


僕の経験をお話ししましょう。


現役時代と浪人時代の大きな違いは、

東大に合格したときに「彼女が得られる」というメリットの有無でした。


浪人時代は「合格したら付き合おう」と約束した彼女がいたことが、最大のモチベーション要因だったと今でも思います。


大さんが書いているような、

>直前期になって、いきなりやる気がなくなり、


こんな状態になっている場合じゃないんです。彼女がかかってるんですから(笑)


半分冗談のような話ですが、これは本当ですよ。

人間のモチベーションって、そういうものなんです。


大さんが慶應に受かることで心から手に入れたいと思うものはなんですか?

まずはそれをしっかり考えてみてください。



2.次に退路を断ちましょう。


そうですね…

いま通っている大学に退学届を出せとまでは言いませんが。

周りに宣言してみませんか?

「慶應経済を受け直す」と。

(大学の仲間に言うのは人間関係上微妙かもしれないので、それ以外の友人に言えばよいです)

言い訳ができない状態に自分を追い込みましょう。

大さんのいう「いきなりやる気がなくなる状態」というのは、「逃げ」の気持ちの表れなのです。

その気持ちが顔をのぞかせようとしたときに、それをグッと封じ込める力が必要です。

宣言してしまっていれば、簡単に折れている場合ではありませんね。



3.そして今すぐ始めましょう。


あとは今すぐ行動に移すことです。

まずは過去問に取り組んでみて、自分の今の状態を測ってください。

そしてそこから合格に必要な作戦を立てましょう。


科目ごとの勉強時間配分はしっかり考えたいところです。

僕は浪人時代、残り3ヶ月からの逆転合格を考えたとき、世界史を捨てました。

そのかわり国語にかなり力を注ぎました。それが功を奏して合格点に届いたと思っています。

状況次第ではこんなドラスティックな作戦もあり得ます。


とはいえ大さんの相談の場合3教科です。

さすがに3教科でどれかを捨てるわけにもいかないので、時間配分で濃淡をつけて取り組みましょう。


簡単なアドバイスですが少しでも大さんのモチベーションにつながれば幸いです。

がんばってください!