暗記物を効率よく学ぶには? | 中学受験・高校受験・大学受験に強い杉並区の個別指導塾TESTEA

暗記物を効率よく学ぶには?

こんにちは!
杉並区の個別指導塾テスティー塾長の繁田和貴です。

暗記物が得意な人、苦手な人、人によって個人差はありますが、それは生まれもった頭の良し悪しだけで決まるものではありません。

もちろん、生まれもった能力もあるには越したことがないですが、受験に出てくる程度の知識を暗記するのなら、むしろやり方のほうが重要になってきます。


暗記するために大切なことってなんでしょうか。


テレビCMなどで、何度も聞いているうちに自然と口をついて出てくるフレーズってあると思います。

もちろん軽快なリズムに乗せてCMは流れてくるためより覚えやすくなっているのですが、つまりは繰り返し、繰り返し聞き続けるのが、記憶の定着には役に立つんですね。

ここにヒントがあります。


勉強で暗記物を効率よく覚えていくためには、一定の間隔で繰り返し学習することが大切です。

そして学習する際には、間違えた部分をわかりやすくチェックするのが、効率性を上げるためには必要になってきます。




では具体的にはどうやるのでしょうか。そのやり方の例を見ていきましょう。


まず一通りやった際、間違えたところに×をつける。


その×のついた部分だけをさらにやり直す。


それでもしまた間違えたら再度×をつける。


×を全部つぶしたら(出来るようになったら)、もう一度全体をやり直す。


これが一日分(1セット)。


一日でできる量はそんなに多くないですので、できる量をきちんと絞ってやることも大切です。

そして3日後にまた同じ範囲で同じこと(1セット)を繰り返します。

さらに1週間後に同じことをやります。



そうすれば、3日後にやるときには、最初よりおそらく×は少ないでしょう。

しかしなかには、最初は×じゃなかったのに3日後に×がついてしまうものもあるかもしれません。

でも、そういった危うい問題を発見できるのも、繰り返すことのメリットです。




この「×」のつけ方ですが、拙著『開成番長の勉強術』の中では「〆(シメバツ)チェック」という方法をご紹介しています。

開成番長ブログ-〆チェック

こんな方法です。よろしければご参考まで!




記憶を定着させるためには、機を見ての繰り返しがもっとも大切です。

原始的なやり方かと思うかもしれませんが、それが一番大切で、それをやり続けることが実は一番難しいのです。



例えば小学生くらいだと、自分一人で管理するのは非常に厳しいものがあります。

そこでお母さんの出番というわけです。

このようなチェックの際には、お母さんが伴走者として、できるだけそばにいて協力してあげてください。

理科や社会などはクイズ形式でやってあげるのもいいと思います。

そうすることで、子どもは安心しますし、一人よりも楽しく学習することができるのではないでしょうか。




他にも、先のCMの例で挙げたように「リズムに乗せて」「歌にして」覚えるとか、記憶術を使うとか、方法は色々あるのですがそれはまたの機会に。

とにかく今回は、記憶には繰り返し学習することが大切であるということを強調して伝えておきます。

それが効率的な記憶の王道なのです。