昨日に引き続き、カイのハナシ。
県庁の高校教育課に行った。
前以てアポも取らずにいきなり
行くことにした。
話を聞いてもらう前に
もし学校側に連絡でもするかも
しれない。
誰も信用できなかったから
直接行く事にしたのだ。
でも、話を聞いてくれた人は
予想に反して、すごくいい人で、
私の話を親身になって聞いてくれた。
学校側の落ち度も的確に指摘してくれた。
教育委員会などは、
知らぬ存ぜぬで、
臭い物には蓋をするところが
多い中、カイの通学している
高校の管轄下にある、この
高校教育課は、すごく良かった。
もちろん、カイが悪い事は
百も承知である。
だから学校に目をつけられて
しまった事もわかってる。
でも、学校側の
腐ったミカンは排除という構図が
カイを退学に追い込もうとしたのも
明らかに明白だったのだ。
だから、落ち度を認め、学校に
すぐに連絡をしてくれた。
その日の夕方、早速学校から連絡。
手のひらを返したような態度。
カイ君を卒業させるために
教諭一丸となってサポートします。
そう言ったのだ。
良かった。
あきらめなくて良かった…
その後も一悶着も二悶着もあったが、
カイも少しずつ落ち着きを
取り戻し、ようやく荒れた時期を
乗り越えてくれた。
一時はカイを殺して、
私も死ぬ…そう思った事もしばしば
あった。
本当に今まで頑張ってきて良かった。
あきらめずに向き合っていって
良かった。
学校に負けなくて良かった。
カイが、卒業前に
今まで迷惑かけてごめん、と
サボテンを買ってくれた。
涙が出た。
今まで生きてきた中で1番
嬉しかった。
今もサボテンは我が家で
元気に育っている。
カイのこのハナシは
詳しく話せば、長く、長くなるので
かいつまんで話したけれど、
実は今、執筆中。
あきらめずに戦った高校生活
3年間をいつの日か出版したいと
思っている。
読んでくれることで、
あきらめかけている家族に
一筋の希望の光になればいいと、
そう願うのだ。