〇相場考
FOMCが近づくと警戒感がみなぎります。今週は米国時間2日で日本は11/3文化の日で祝日です。本来は日本のマーケットで反応しもう1周して米国市場で熟されるパターンでしたが、日本が休みのためすべて消化されて11/4(金)立会再開です。
直近の動きからみて冷やされる可能性もあって明日は下値をみる展開かな。2進1退でいいのです。政策金利の引き上げ幅は0.75%で4.0%になることは織り込み済みなんですが、12月は当初0.5%引き上げ予想から0.75%に拡大してまた0.5%や0.25%に縮小予想になり年内で利上げ終了かの読みが先週の動きです。
今日明日の米国相場は、株式、債券、為替でFOMCでの議論やパウエル議長の会見に注目が集まります。ただ、やっぱり12月に政策金利ピークだったらいいのですが、来年も利上げを実施するようなムードになれば下落しますよね。これが警戒感ということです。
いつも言いますが、景気減速と景気後退は意味が一緒のようで違います。景気後退はGDPが2期連続でマイナスを指します。それだけに現在や先々の国債利回り(10年、2年、30年等)が上昇し特に10年債利回りが米国の期待成長率4%を上回って推移すればドル高、債券高から株安になります。金融緩和への橋渡しが微妙で必ず局面的に来るはずなんですが時間軸が問題です。
23:30現在メタが94ドル台に突入して安値更新、昨日買われたアップルも152.72ドルー3.02、エヌビディア133.62ドルー4.72ドル、テスラ222.88ドルー5.64ドルと株価が下落しています。とりあえず目先の利益確定が続きそうです。
〇 日本株
日本は特殊(バリュー株中心)ですからあまり影響はないのでしょうが、インデックス買いで日経平均上昇といかず目先は材料株の流れでしょう。結局インバウンド、海運株に対して米国株高に恩恵のある225採用インデックスやレーザーテック等半導体株が主力を形成していますがどちらいいとも判断できないからです。
バンクオブイノベーション(4393)15250円 +3000円 昨年末1709円ですから17090円で今年2番目の10倍高(テンバガー)銘柄になります。この相場展開なら昨年末比上昇率上位銘柄で高値からの下落率の低い銘柄の高値更新が期待されます。
銘柄 株価 騰落 昨年末 上昇率 高値 高値からの下落率
バンクオブイノ(4393)15250 +3000 1709 792.3 15250 0
ナガホリ(8139)1661 -69 238 597.9 1781 -6.7
大阪チタニウム(5726)3560 +130 790 350.6 3685 -3.39
キャンバス(4575)742 +11 180 312.2 1054 -29.60
円谷フィールズ(2767)2076 -2 511 306.26 2237 -7.20
キャンパスは高値からの下落率が大きくどうかな。それ以外は高値更新奪回が可能で通過点のように思える。
バンクオブはゲーム人気でミクシィやガンホーを連想させる。ミクシィ、ガンホーは60倍高したので久しぶりに嵌った。
ナガホリは仕手人気で株価操作が上手そのため一般投資家は手出しが難しい。ただ2380円つけても不思議ではないように思う。
大阪チタニウムは高値更新すれば一段高に進む可能性高い。来期EPS266円予想で航空機チタン需要が材料であるが、思惑で数年先の業績先食いか。
円谷フィールズはパチンコ機がメインで本業が回復したうえで今年社名変更したように子会社円谷プロを社名のトップに持ってきた。ウルトラマンの円谷プロでパチンコプラス映像で大きく飛躍した。これもワンピース等で大化けした東映アニメーションのイメージで投資家の夢というかいい意味で幻惑させている。
結論
個人的には、来年以降これらの銘柄は大幅下落することを前提に目先の流行銘柄と割り切った投資をしたほうがいいでしょう。夢は夢で現実は思惑外れになることが多く悪材料が出るものです。もし来年以降もさらに大化けするとしたらゲームの当たり方次第ですがバンクオブイノベーションだけであろう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
株式投資はご自分の判断でお願いします。
