産後セックスレスを乗り越えて二人目を授かることができました。
産後セックスレスに興味のある方は前の記事をお読みください。(^-^)
つづき
そうして、今までいきまないように
いきみ逃しをしていたけれど
いよいよもっていきむこととなるのです。
９cm！と、助産師さんが叫んだら
ワラワラワラっと５、６人の助産師さんたちが集まってきた。
なに
こういうもの？
こういうもの？はじめての出産でなにもわからず。
たくさんの人が薄暗い部屋で哀れんだ顔で私をみつめる。
隣の分娩室の妊婦さんもどうやら
７、８cmだったらしく
私のほうが早く産まれそうという判断で
優先された。
ところが。。
安心からなのか。。
人数に圧倒されたのか。。
まっったく陣痛を感じなくなる。。
あんなに早い時間から１分間隔の痛みに耐えてきたのに、いざいきむときに陣痛がこない…
から、いきめない…！
私の不安を感じとった助産師さんが励ましてくれる。
大丈夫！あと10分もしないうちに
産まれるよ～！頑張ろう！
えほんとに？
ほんとに？どうしよう。
たくさん集まってくれたし
優先してきてくれたのに
私なんか、いまぜんぜん痛くない。
ぜんぜん平気。
その瞬間
オギャーーーーー
オギャーーーーー
オギャーーーーー
産まれたーーー！！
隣の人ーーーーーーー！！
私じゃなかったーーーー
何人かの助産師さんが私の部屋から
バタバタバタバタッと
隣の部屋へと駆けつけていった。
私の股で構えてくれてる助産師さんが
苦笑いしながら
先越されちゃったね
と言った。
なんでなんでなんで
私ももう産みたいよ
お願い、お願い。
もう産ませてぇぇぇぇぇえええええりゃ！
微妙な痛みの陣痛だったけど
いきんでみる。
そうそうそう、上手上手！
ほんとに？
これはもううんこ出すときの力の入れ方だよ？
でももうなりふりかまってられないから
このまま力入れるよ？
さっきまでの物凄い陣痛から解放され
痛みに鈍感になっていて
妙に冷静に考えたりしてる。
痛みというよりはちょっと違和感のある
痛みのときに力を入れてみる。
頭でたよーー！！
うそーーーーー！！
こんなんでいいの！？
がんばる、がんばるよーーー
おりゃーーーーーーーーーーー！！！
オギャーーーーー
オギャーーーーー
オギャーーーーー
産まれた。。。
今度は本当に私が産んだ。。
すべての力が入らなくて
抱っこもしてあげられない。。
出血がひどくて処置される。。
チラッとしかみえなかったけど
元気に泣いてる
私の息子だ。。
嬉しい。。
途端にとても暖かい気持ちになる。
処置をうけている間、産まれたばかりの息子を旦那が抱っこしてる。
可愛い、愛おしい
けど今は眠りたい。。
途端に子どもを産んだ友達の顔が浮かんでかる。
あの子も、あの子も、あの子も。。
本当にこの痛みに耐えたのだろか。
笑って赤ちゃん抱っこして世間話して。。
こんな大変な思いしてたなんて
少しも聞いてなかった。
いや、聞いてたかもしれないけど
まさか本当にこんな命懸けとは。。
出産とはまさに命懸け。。
すべてのお母さんを尊敬しました。