「グローバル化」が絶対という風潮があります。
企業によっては社内言語を英語にするところまで出てきています。
企業によっては正解なところもあるかも知れません。
しかーし、ちょっと日本語を軽視しすぎではありませんか。
日本のこれまでの発展は多くの技術者、研究者の努力の賜だと思います。
英語が全く話せない人でもノーベル賞を含む多くの賞を受けています。
これは、明治維新時代の文学者や科学者のおかげだと思います。
彼らは外国語のスペシャリストですが、外国語を今のようにそのまま外来語として取り込むのではなく、意訳して日本語を造り、日本語で科学技術などを学べる基礎を築きました。
酸素、窒素、ケイ素、塩基、蛋白質、民主主義、共和国、合衆国。
日本語で研究ができるからこそ素晴らしい結果を出すことができ、日本が発展してきました。
当時の文学者や科学者は、文学の知識だけ、化学の知識だけでなく、幅広い知識を持っていたからこそできたのでしょう。
今はなんでも外国語をそのまま用いています。
ITの分野はその最たるものでしょう。
何でもかんでも輸入した言葉です。
それをあたかも当たり前で知らない者が知識不足のような雰囲気を出しています。
これは、その分野で活躍している人間の知識が偏っているからだと感じます。
確かに科学技術の進歩はすさまじく、いちいち日本語を作っていられない現状も分かります。
しかし、IT関係の記事を書いている新聞記者や本を執筆している人間に、少しずつ日本語を作っていって欲しいと思います。
今のままでは日本語で科学技術を学ぶことができなくなってしまうのではという危機感があります。
外国語を話せるにこしたことはありません。
しかし、日本で育ち、日本語で育った人間であれば、例え外国語を話せたとしても、日本語で研究開発した方が結果も早く出るでしょうし、素晴らしいアイデアも出ると思います。
企業には、何でもかんでも外国語を奨励するのではなく、日本語で学べ、日本語で技術の進歩がはかれる基礎を築いていって欲しいと思います。
外国人労働者を受け入れて会社の発展を図りたい、外国人留学生を受け入れることで大学の国際的競争力を高めたいなど、外国人を受け入れる体制を作っていくことは重要かも知れません。
しかし、それが日本人を排除する結果に繋がるようであれば、日本は終わりだと思います。
「グローバル化」という言葉が絶対という風潮となっていますが、その言葉の陰に日本の暗い未来が隠れている気がしてなりません。
P.S
英語が苦手な人の見方をしているのではありません。
英語が苦手な人は勉強しましょうね。
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