両腕を広げて

思いっきり

寝転んだよ


砂の舞いを気にしながら

砂漠の上で

時折、目をつぶっては


沈むこと知らない太陽を

背に歩き疲れて


ヒリヒリする肌に

伝わり過ぎる熱

ああ、どうにかして


嫌いだったはずなのに

雨降りは

たまらなく降ってほしい


そんな気持ちを無視するように

さらに暑く照り続ける


水分補給すらできずに

また、歩き始めた 


あきらめては

あきらめるのを

あきらめて


何処かにあればいいな

オアシス


何処かにあるだろう

オアシス


何処かにある

オアシス


何処かで雨は降る

いつか、

必ず、