凍った路面を
チェーンタイヤで
削るように
そんな車の音を
聞きながら
暖房を切った
窓を開けてみたら
銀世界❄️
路面が雪に埋もれていた
ピカピカに光っていた
寒い風に吹かれながら
入れた緑茶
求められた味に
近付けても
すぐに見向きされなくなるよね
こんな事ならば
生意気だと思われても
やりたい味にすれば良かった
きっと、もう、
元の味に戻せない
たぶん
終わったわけじゃない
これが第何章へと進む
新たな始まり
外に向かって
吐いた息が
湯気になって
空へ
さぁ、窓を閉めて
部屋の鍵を閉めたら
振り切るくらいに
歩き始めよう
消耗しまくってもいい
降り続ける雪の中だけど