窓際に追いやられて机もない
地べたに座り捨てられた新聞を拾い読むだけ

やることがないほど悲しいことはない
そうわかっていても新聞紙を握り締め続けているだけ

誰もいない部屋で賞味期限切れのパンを食べている
毎日、こんな日常を繰り返している

いるかいないかすらわからない
ここでは歯車にさえなれない
いつまでも叫ぶことも吠えることもできない

ここを振り切って出て行けば
今よりも更に辛くなるのだろう
そうわかっていても、出て行く覚悟はある

そう決めたからには
負けても腐らずに
前に踏み出して行け

後ろを振り向くな
過去のリベンジに固執しないで
自分磨き続けて道を歩け
負け犬の幽霊よ