14日初場所を迎える大相撲

初場所の最大の焦点は大関霧島の綱取り

※琴ノ若の大関取りについては別の機会に

 

霧島の去年の成績を簡単に振り返りたいと思う

 

2023年の霧島の成績

(霧馬山時代)

 

初場所 東小結 11勝4敗 技能賞

 

春場所 東関脇2 12勝3敗 初優勝(小結大栄翔との優勝決定戦に勝利) 技能賞

 

夏場所 東関脇 11勝4敗 場所後大関に昇進し四股名を霧島に改名

 

(霧島時代)

名古屋場所 西大関 6勝9敗2休 右肋骨骨挫傷により初日から休場、4日目から出場するも負け越し翌場所角番となる

 

秋場所 東大関 9勝6敗 角番脱出

 

九州場所 西大関 13勝2敗 2回目の優勝(霧島に改名してからは初優勝となる) 年間62勝を記録し年間最多勝を獲得

 

 

去年は大関昇進を果たし幕内最高優勝を2回達成し大躍進の年となった。

特に部屋付きの鶴竜親方(現音羽山親方)の指導や出稽古に通い番数をこなすなど積極的に稽古を行った事もあり着実に力を伸ばしてきたように感じる。

 

個人的な視点から見てまだ廻しを取れないと脆い部分があり突き押し相撲の力士の圧力に苦戦する場面も見受けられる

 

個人的に綱取りの懸念材料があるとすれば巡業中に感染した溶連菌感染症の影響で調整が遅れた点と

体重が約4キロほど落ちてしまった点でこの部分がどれくらいまで戻ってきているかだと思う

また9日の稽古総見で関取衆相手に8番取って3勝5敗(高安3戦全敗 照ノ富士2戦全敗)と制裁を欠いた点も気になるところではある。

 

ただその後の時津風の出稽古では10日に33番 11日に29番と番数をこなし本人は手応えを口にした。

初場所までの後3日でどこまで仕上げることができるかが大切になってくると思う
 

昨年の九州場所の中盤から終盤で見せた立ち合いの厳しさと圧力をかけて前に出る相撲、組んで良し離れて良しの相撲が取れれば横綱が近づくと私は思う。