小学生の息子C太はトゥレット症候群です。
動きのチックと、音のチックの両方が1年以上
続くものをトゥレット症候群といいます。
治療薬はリスパダールを使っています。
やはりチック・トゥレットの子を持つと
子どもの将来がより心配になります。
就ける仕事が制限されてしまうのではないか、と。
我が家は夫婦ともに医者ですが、
子ども達に医者になってほしいとは
あまり思ってはいません。
しかし、
トゥレットの息子C太は医者になればいいなぁ、と
私も夫も思っています。
とくに話し合ったわけではないのですが。。
夫とは歳も違うし大学も違うのですが、お互い、
医学生時代も医者になってからも
チック、吃音の同級生やスタッフにちょくちょく
遭遇しているのです。
症状の程度は人それぞれですが。
そして
大学や職場にチックや吃音の人がいても
知識があるからこそ周囲の理解があり、
働くことに明らかな不利益のようなものが少ない
ように感じていました。
(もちろん当事者にしかわからない苦労はあると思います)
むしろ一般社会の方が
無知ゆえの差別的な目、怖さというものがある
のではないかと思うのです。
しかし、うちの子の中で、
C太だけは血が怖いから医者はイヤ
と言い、銀だこで働きたいと…(笑)
たしかに〜、たこ焼き上手にクルクル回して
あれやりたいよね
ところが
先日、C太のトゥレットの外来のとき
エントランスで白衣姿のパパを見つけたC太が
「パパ〜」
と叫んでハグしていました。
それをみていた患者さんが
その後、私とC太に近づいてきて
「◯◯先生に先月手術していただいたんです🙇」
と話しかけてきて私達にお礼を言ってくださって、
それを聞いていたC太、
「パパすごいね!カッコイイ」と。
それから
この前、家族でブラックペアンをみていたとき
私は、あれ?C太血が怖いのに大丈夫?
と少々心配していたのですが、
食い入るように観ていたのです
いろいろ質問してくるところをみると
かなり興味がでてきた様子
『ニノさん』という番組が大好きなC太は
二宮くんのおかげで血嫌い、医者嫌い、克服?
このようなエピソードがあってから
C太は銀だこで働きたいとは言わなくなりました。
将来の夢は考え中だそうです
いいぞいいぞ。
将来、
職業の選択は自由だと言いながら
チック・トゥレットの子に対して
暗に誘導しようとしている私。
良くないと思いながら、、、
親が安心したいだけなのかもしれません、、、
最後まで読んでいただきありがとうございます