マラソンランナーは強さを体現するといわれる。
見ている人間に結果、記録とは違う次元で「強い」と思わせる。
その強さの本質は「抑制の美学」と言われるものだ。
苦しくても前に進む力。努力を継続できる力。自分の限界を乗り越える力。
そこには生きるための哲学がみられる。一般の人たちに「生き方」を
身をもって示す。
同様にスポーツは、「必死」、「真剣」、「集中」、「努力」という言葉を
体現する。生き方に対して示唆を与える。
スポーツ以外でも、仕事というものは大切なことを示唆する。
近代以前の職人の仕事は、自分が満足できる「作品」を創ることに精魂
を傾けた。機会の時計ができる前は、効率や利益よりも作品の精度に
対して価値の重きを置いていた。
自分の創ったものに対して意味を与え、努力の痕跡を残そうとした。
その志向は現代でも受け入れられている。伝統工芸となっていつまでも残る。
生きることに対して大切な示唆があるからだ。
「役者をやっていて一番嬉しいことは、俺と一緒に出たやつがよく見えること
(朝日新聞:火野正平)」
社会が成熟した現在でも、どの分野の仕事であっても最終的にクローズアップ
されるのは「心」の部分。その「心」が満たされるのは、自分の身の回りの人間を
笑顔にできたときのように思う。
私がどうかは別にして、何かを教えることを仕事にしている人間であれば、
一緒に勉強している人間が喜んでくれた時、自分の仕事を好きになる。
子供相手であれば、掛け値なしで喜んでくれているのがわかるので尚更だ。
その感覚を持っている人間は、必死に取り組んでいることが傍目にもわかる。
「あたたかみ」を体現する。
「自分の経験、技術は売り物じゃない。患者の側から与えてもらったものだ
自分の技術にゆるぎない誇りを抱いているのが伝わってくる言葉で、
いつかそんな言葉を口にしてみたいと思う。
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少し早いけど卒業おめでとう。
真剣になれるもの、集中できるもの、人に負けない努力をしようと思えるものを
見つけてみてね
(いい文だなと思う場合は、コメントを書き込むこと。そしたら、僕がいい人に見えるのでよろしくお願いします。)
http://ameblo.jp/abacus2011/entry-12191305404.html