電車に乗るときや病院の診察待ちなど、ある程度まとまった時間が取れるときには
私は本を読むことが多い。

ちなみに立派な教訓が並んだ文が書いてある本より、
悪い人間が活躍する類の本が好きだ。



本の中の登場人物はとんでもなく悪いことをするが、その悪人が何らかの
組織のリーダーであったり
すると、正しいか間違っているかは別にして
その人には大概、価値の重きを置く行動原理がある。



「約束は何があっても必ず守る。周りの人の信頼を裏切らない。ぜいたくはしない。
健康を維持するための節制を徹底する。」


悪人という前提で、周りに哲学を見せるときがある。
それは本の外側の現実社会に生きる人間が意識しなくなっている
すごく大切なことだったりする。

経済活動や利権を優先する社会で見えなくなってしまっている大切なことだったりする。


自分とかけ離れた世界の本を読むと、自分や今の社会に欠けているものに意識が向かう。
自分を客観視することができる。





大河ドラマを見ると、例えば徳川家康は信長のようなカリスマ性もなく、秀吉のような
知性もないが、
天下を取った。その家康の一番の才能は我慢強さにある。


平均寿命が40才程度のころの時代に歴史の表舞台にでてくるのは、59才から。

信長の命で自分の妻子に死を与えたその時の過ごし方は、忍耐そのものに思える。


「耐えて耐えて耐えきったところで、ほんの少し自分らしさを出そう」という着想がある。

それは現代の社会に生きる人間が意識したい大切な教訓だ。


物語やある出来事は連想をうみおとす。それが知性であり、おもしろみである。
その中に、「人はなぜ学ばなければならないか」の答えがあるのではないかと思う。

http://ameblo.jp/abacus2011/entry-12091558954.html