10/28(土)は大学時代のクラス会が行われた富山県氷見の灘浦温泉へ…
毎回JRで米原まで行き、そこから同級生の車に同乗して氷見へ…、ここからすでにクラス会が始まっていると言うわけです。

北陸道を走っていると雨にも降られまたが、宿のある氷見に着く頃には晴れ間が見えてきました。

宿に入る前に近くの漁港に立ち寄ってみます。


富山湾です。
残念ながらこの日は雲がかかって、海越しの立山連峰を望むことができませんでした。
自然の生け簀と呼ばれるこの富山湾は日本海では最大の外洋性内湾で、湾のほとんどが深海とされる水深200mよりも深い300m以上にも及び、最も深い部分は1000mを超えるとのこと。
運が良ければ見られた立山連峰は3000m級の山々が連なるので、海底まで含めると、なんと4000mもの峡谷になります。

また海越しに3000mを超える山々が眺められる場所は、世界でも数えるほどだそうで、ここ氷見からの眺めは富山県に住んだことのある人なら誰もが自慢する風景なんです。

私、クラス会の幹事をしておりますので、早めに宿に到着してロビーで仲間を迎えることにします…
ロビーからの素敵な景色を前にして、クラス会にやって来る仲間達の素敵な笑顔を迎える…
毎回幹事をやらせてもらっている私にとって、とても素敵な時間であります。


「海の宝石コース」の料理を前に、同級生の近況報告を聞きながら、宴会が始まります。

出席者は15人、地元富山県、石川県から、私が住む愛知県、そして東は神奈川県、西は滋賀県、京都府まで…
ここ富山県の氷見に本当に多くの仲間が集まってくれたおかげで、今回も楽しいクラス会となりました。


翌朝「氷見漁港場外市場  ひみ番屋街」(写真を撮り忘れました)でお土産の「ますの寿司」と「きんつば」購入。
富山といえば「ますの寿司」が有名ですが、氷見では「次郎平のきんつば」なる丸い形をしたきんつばが有名です。
昔職場にいた先輩が、氷見に帰省するとお土産によく買ってきてくれました。


きんつばといえば四角い形をイメージされると思いますが、「次郎平のきんつば」は名前の由来の刀の鍔(つば)を模した本来の丸い形をしています。
確かに形が刀の鍔(つば)に似ていますね。

調べてみました…
「きんつば」の名前の由来はユニークで、作られた当初の丸型が刀の鍔に似ていることから「銀鍔(ぎんつば)」と名付けられ、銀より金の方が上等で縁起が良いということで、「金鍔(きんつば)」と呼ばれるようになったといわれています。

今では四角いきんつばも、つくられ始めた江戸時代の当初は、丸型で平たい形状をしていましたが、明治に入ってから四角いきんつばが作られるようになったとのこと。


富山湾ときんつばだけで結構書き込み、今回のブログは長くなりそう…


同乗させてもらっている車に駅まで向かう仲間を乗せて高岡駅に向かいます。
そして電車で帰る仲間を見送った後、折角なので車に残った仲良し三人で高岡の観光をすることにしました。

あれだけ富山自慢をしておきながら大学は富山市にあったので、実は高岡は詳しくありません。

先ずはクラス会に参加してくれた仲間から聞いた瑞龍寺に行ってみることにします。

国宝「瑞龍寺」


木々が色づき始めて少し秋めいてきています。

頂いたパンフレットを読むと…

曹洞宗高岡山瑞龍寺は、加賀二代藩主前田利長公の菩提をとむらうため三代藩主利常公によって建立された寺で、平成9年12月3日、山門、仏殿、法堂が国宝に指定された。
総門、禅堂、大庫裏、回廊、大茶堂が国の重要文化財に指定されており、江戸初期の禅宗寺建築として高く評価されている、とあります。


境内はとても広く、立派な建物がたくさんあるようで…
総門、山門、仏殿、法堂を一直線に配列し、左右に禅堂と大庫裏を置き、加えて四周を回廊で結ぶなど、厳粛且つ整然たる伽藍構成となっています。

中に入ります…

総門(重要文化財)

山門(国宝)



山門の左右には金剛力士像
阿像


吽像


山門の先にある
仏殿(国宝)


宝殿の先にある
法堂(国宝)

仏殿の右手には
大庫裏(重要文化財)

大庫裏の内部
寺の台所です。



仏殿の左手には
禅堂(重要文化財)

禅堂の入口


禅堂のある回廊には大きな魚板が吊るされていました。


法堂にまつられている烏蒭沙摩明王(レプリカ)

大庫裏にまつられている韋駄天尊像

とても優しいお顔をされています。


回廊からの眺め…
四周が回廊で結ばれている様子がよく分かりますね。

初めて訪れた瑞龍寺は、立派な建物がたくさんあるお寺でした。

次に訪れたのは
高岡古城公園


古城公園にも色づき始めた木々がありました。

庭木にも冬囲いの準備が…

高岡の街中にある古城公園ですが、結構木々が生い茂っています。

古城公園の一角には無料の動物園もあり、高岡市民の憩いの場です。



さらに古城公園の中には射水神社もあって、この日は少し早めの七五三詣りで賑わっていました。

古城公園を抜けて次に向かうは…
高岡大仏。



木造大仏の焼失を経て、昭和8年に銅製大仏が建立されました。
高岡大仏は高岡銅器の製造で栄えた高岡の象徴でもあります。


高岡の街歩きを楽しんだあとは、お昼ごはん。

クラス会で学生時代によく行った富山市でもつ煮込みうどんで有名な「糸庄」が高岡にも出店したと聞いていたのと、一緒にいた友人が「富山の店だけど、バナナマンのせっかくグルメでこの前「糸庄」のもつ煮込みうどんを放送していたんだよね…」と言ったので、
折角なので行ってみることにしました。
今年の9月に高岡に初めてオープンしたてとあって、外に行列ができる程の混みよう…

それでも折角ここまで来たので並びます。

店の外で並ぶこと45分、煮込みうどんなのでオーダーしてからも15分ほど待ったでしょうか?

これが「糸庄」のもつ煮込みうどん!
学生時代食べた懐かしい味噌味…
七味をかけていただきます。

煮込みだけあって熱いです、
食べるのにも時間がかかりました。

しかし並んでも食べる価値アリの美味しさです。


クラス会の帰り道の半日でしたが、チョットした高岡観光を楽しむことができました。

次のクラス会は4年後、私が還暦を迎える歳となります。

その時には、どうか豊かなセカンドライフが送れていますように…。