* いつかの春のメロディー * | kainatsu official blog「Al girl! YUME girl!」Powered by Ameba

* いつかの春のメロディー *


4回目の今日の日に。
今は亡き、大好きな祖母を想ってつくった曲を歌いました。



福島発の映画「物置のピアノ」に参加させて頂いたご縁で、昨年は祖母の故郷である福島に足を運ぶ機会が沢山ありました。


わたしをいつも温かく迎えてくれた桑折町の皆さん、福島の皆さんの眼差しは揺るぎなく未来へと向かっていました。


その一方で、人の数だけ、故郷や家族への想い、震災との向き合い方があるということ。


福島をはじめとした被災地の皆さんに心を寄せながら、
私自身これからも日々を丁寧に紡ぎ奏でていくことが、私なりの向き合い方だと思っています。




いつかの春のメロディー  /  kainatsu


春の雨 降り注ぐ 青いビニ傘で晴れにしよう

蹴散らす桃色の舗道 こどもみたいに


遠ざかる 遠ざかるほど 不思議とそばに感じてる

あなたの真っ直ぐ伸びた 凛としたその背中


行かないでと言えぬほど 

悲しみは深いほど

さようならを見送る日は

笑顔なのだと知りました


せめて またね、と言わせて

強く歩いてゆくため

声がそよぐ 風がはこぶ おだやかに


マーチングが聴こえる これから出会う日々の音色 

水面にうつる花模様 ふわり飛び越えて


伝えなきゃと思うほど

手を握るしか出来なくて

さようならを見送る日は

空が代わりに泣いてくれた


せめて またね、と言わせて

強く歩いてゆくため

このうたを くちずさむ たおやかに


春の雨 降り注ぐ 青いビニ傘で晴れにしよう

ちいさな手 つないで 語り聞かせるおはなし


せめて またね、と言わせて

強く歩いてゆくため

声がそよぐ 風がはこぶ おだやかに

このうたを くちずさむ たおやかに