以前のブログでも触れたことがあるが、自分は雨神様に愛されすぎている。

昔は雨に祟られていると話していたが祟られているなんて嫌なので、今は愛されていると言うことにした。

出掛ける時はどんなに晴れていても必ず折りたたみ傘をバッグに忍ばせている。


最初に意識したのは小学生の頃。卒業式が雨だったことがきっかけだった。

それまでも遠足が雨で延期になったり、修学旅行でも雨に降られたりはしていた。

家族旅行でも何度も降られた。ただ、その時は気にしていなかった。

しかしそんなことが重なるうちに母親から指摘され、卒業式が雨だったことで意識するようになった。


その後も自分が楽しみにしているイベントの日や予定のある日はことごとく雨、もしくは良くても曇り。

快晴だったことはあまりない。

余談だが、学生時代、初めてつきあった相手との初デートも豪雨のため延期する羽目に。

たまに快晴だった場合は、よほどの晴男・晴女が一緒にいる時か、自分の体調が悪い時。


例1

1週間の間に休日が1日だけの時。布団を干そうと前の週から計画していた。

ところが、その1日だけが雨。

梅雨の時期でもなく、その日以外の6日間は快晴だったのに、唯一の休日が雨。

これに限らず、シフト制の仕事だったため休日は飛び飛びだったのだが、8日間の休みのうち

予定の入っていた6日間が雨だった時はさすがに自分の運命を呪った。


例2

仕事に出掛ける日のこと。天気予報では曇り。しかし雨は降らないと言っていた。

ところが、自分が出掛ける10~20分前から雨が降り出し、しかし遅れるので予定通り出発。

駅にたどり着くたった5分の間にずぶ濡れになったのに、その日雨が降ったのはその5分間だけだった。


例3

ここ数年年2回行く3泊4日の旅行では、4日間のうち必ず1日は雨。

ひどい時は3日間雨で1日曇り。再度言うが、梅雨の時期ではない。

出発時、地元では雨でも目的地は晴れと天気予報で言っていたのに、目的地に着いたら雷雨・・・とか。

ただ、今年1月の旅行だけは例外だった。4日間とも晴れ。

しかし出発前日から体調を崩し、ちょっとつらい状態のまま出発したのだ。

そのまま4日間とも50%ほどの体調のままだった。

以前からうすうすは気づいていたが、自分が体調不良だと雨も降らないらしい。


上に挙げた例はほんの数例だ。

とにかく前もって予定が入っている日で、自分が絶好調の日はほぼ雨。

自分の期待度が高ければ高いほど雨。

しかし急に決まったイベントはあまり降られない。

友人からは「急すぎて、雨雲が間に合わないんじゃないか?」と、からかわれる。

さらには「○○さんの休みっていつ?」とか、「○日に旅行に行くから、○○さんはその日

(その方面に)出掛けないでね。」とか冗談まじりに言われることも多々ある。


そういえば、つい昨日もピンポイントで降られた。

自分の地元では夕方から雨になるという予報だった。

友人と映画・ランチの予定だったが、16時くらいに帰れば大丈夫だろう、とタカをくくっていた。

16時になったので帰宅しようとJRに乗ると、突然横殴りの雨が降り始めた。

最寄駅に降り立つ頃には、雷雨を伴う猛烈な雨。

駅での雨宿りも考えたが、いつ止むかもわからない。自宅は駅から5分程度。傘はある。

ええい!と駅を出た。が、1分もたたないうちに下半身はずぶ濡れ。

雨で煙って前もよく見えない状態になったので、仕方なく近くのマンションの駐車場で雨宿りをしたが、

一向に止む気配がない。

いつまでもそうしているわけにもいかなかったのでまた歩き出し、ようやくマンションにたどり着いた。

ところが、である。1Fで管理人さんと世間話をしている1~2分の間に雨はあっという間に小降りに。

果ては止んでしまった。ずぶ濡れ状態で部屋に着いた頃には陽が差し始めていた。

その後雨は一滴も降らなかった。

一体なんなんだ!ピンポイントすぎるぞ!雨宿りの時間まで読まれているのか??


いっそこの力が100%あやつれたら・・・と思う。

なんだかんだ言っても結局は自分が出掛ける予定の日に限ってのこと。

かなりの確率で雨になるが、それでも100%ではない。体調が悪ければダメだ。

しかもいろいろ被害が出るような豪雨ではダメだ。

これが的中率100%で適量降らせることができれば仕事にすることができるのに・・・と、妄想する。


最近はあまり聞かないが、以前はよく夏の時期に雨が少なくてダムの貯水量が減り、節水を

呼びかけられることが多かったように思う。

そんな時、ひとたび自分が楽しい旅行がてら現地に行けば、一発解決。

世界の水不足の地域へも、自分が行って熱烈歓迎されれば、一発解決。

自分は(ずっと雨なのはイヤだが)旅行を楽しみつつ、みんなからも感謝される。

なんと素晴らしいことか!(ただし、くどいようだが、あくまでも適量。)


雨の日はそんなくだらない妄想をついしてしまうのだった。