こんばんは。
今日は当院でのインプラントの仕方についてお話ししたいと思います。
かいもと歯科でのインプラントオペ
インプラント希望された患者さんにはまず、無料でCTをお撮りします。そこで予診を行い、大体のオペの内容・金額をお伝えします。完全にインプラントをすると決定されれば、型採りを行い、歯が欠損している部分にもワックスで理想的な歯牙形態を復元したものを模型上で作成し、咬合全体を審査します。そして、特殊なセンサーを残っている歯に取り付け、再度CT撮影を行います。
前述の模型をスキャンし、センサーを付けて撮ったCTのデータをPC上でDTXというインプラント設計ソフトに読み込ませ、PC上で先ほど作成した、理想的な歯牙形態、位置のところにインプラントを配置し、上部構造(インプラントの被せ物)に対して嚙み合わせを考えながら設計。その際、骨の量がない部分に対しては人工骨を造成し、骨を作る手術が垂直的、水平的にどのくらい必要なのかを数値と画像で示し、患者さんが視覚的にイメージしやすいように提示。この時完全に見積もりをお出しします。概算の費用になるべく抑えれるようにここで色々と患者さんサイドのお話、術者側のお話をきっちりとすり合わせ、ＯＫであればオペ日を決めオペの準備に取り掛かります。
他院との違いは全てのオペを、このＰＣ上で設計したインプラントのポジションを患者さんの実際の口腔内で再現できるように、オペ当日に患者さんの残っている歯にセンサーを取り付け、Ｘ－Ｇｕｉｄｅという3D-ナビゲーションシステムに読み込ませておいた、ＰＣのデータと実際の口腔内の情報をリアルタイムで重ね合わせ、実際にインプラントを埋入する為に使用するドリルが、何度の角度で何ミリ入っているか、設計していた位置よりどのぐらい誤差があるのかを可視化しながらオペができることです。今まで術者の堪や経験値に頼っていたグレーな部分を、可視化し、数値的に、視覚的にクリアにし、より安全に、ほぼ100％に近い精度でインプラントを埋入することができることが最大の利点です。これはインプラントの寿命を延ばすことにもつながり、かつ、正確なオペを提供できることで、患者さんの安心感の増大、治癒期間の短縮に繋がります。