アトピーの大敵は、ダニです。
ダニが繁殖しやすい環境を取り除けば良いということです。
では、ダニの餌は何か? ・・といえば、人や動物が落とすフケやアカ,食べ物のかす,カビ等をエサとしていますので、常に部屋の掃除や、寝具の清潔を保つことです。
とくに羽毛布団を使っている場合は、中身の羽毛の汚れが除去できていないと、鳥のフケや垢がダニの餌になります。
羽毛の夾雑物(フケ・垢)は、簡単には除去できません。
羽毛メーカーの技術力の差が出てしまう分野です。
当店の羽毛布団は、日干し・水洗いができるほど超衛生的な羽毛布団なので、中身の羽毛が完璧に綺麗な状態に保たれている証拠となります。
アレルギー体質の方でも、安心・安全に使って頂けるのが、当店の羽毛布団なのです。
30年以上も前のお話です。
羽毛布団の勉強会に参加している時の体験談です。
教室に、数多くの顕微鏡が配置されているのを見て・・?
「いったい何に使うのだろうか?」と疑問に思いました。
先生が、「ダックとグースの見分け方を勉強します!」
「えっえー、肉眼ではわからいのか?」 っと始めて知りました。
羽毛布団の知識とは、こんなに難しいものなんだと、再認識した瞬間でした。
それゆえ、高品質の羽毛布団を販売する責任感も沸いた瞬間でもありました。
昔の羽毛布団は、1.5kg以上入れても、ふくらんでいませんでした。
その理由はダウン率が50%と低く、ダウンとフェザー、同じ量が入っているものが多かったせいです。
ダウンが少ないので嵩高性が低く重い掛ふとんでした。
現在の羽毛布団は、ダウンの品質そのものが良くなり、ダウン率も80%以上になったので、1.0kgくらいでも十分に暖かくて軽いのです。
時代の進歩と共に、羽毛布団の製造技術が向上し、益々使いやすくなっているのです。
羽毛ふとんの原料は、すべて輸入品です。
世界各国から輸入されますが、おもな原産国は東ヨーロッパです。
ポーランド、ハンガリー、フランス、ウクライナなどです。
その理由は、ダウンの品質がとても高い事と、安定した数量を確保できるからです。
暖かい国のアジア圏からも多く輸入されますが、高品質な羽毛ふとんを製造する場合は、ヨーロッパ産の原料が多く使われます。
世界各国から輸入されるということは、それだけ羽毛ふとんの種類が増えるので、商品選択が複雑で難しいといえます。
見た目や価格だけでは、本物の羽毛ふとんを選ぶことは困難です。
睡眠環境アドバイザーのアドバイスで選ぶことをお薦め致します。
私は高校を出て直ぐに、名古屋の寝具問屋さんに就職しました。
というより、修行しに行ったというのが正しいです。
そこで2年半勉強して、次は、静岡にあった「東京布団技術専門学院」に入校しました。
名前は固苦しいですが、簡単にいえば、布団の制作を習う学校です。
半年間、住み込みで、朝から晩まで布団を作っていました。
のべ3年の修行を終えて、実家の布団屋に戻ってきました。
21歳で親の後を継ぐことになったのです。
ところが父親の前で、布団を作ったところ、「お前は何を勉強してきたんだ!」というダメ出しです。
なんと作り方が、父親と全く違っていたのです。
私は、東京方面の制作方法で、父親は中京地区の制作方法だったのです。
住んでいる場所によって、布団の製造方法が違うなんて想像もしませんでした。
しばらくは、私にも意地があるので、私の作り方をしていましたが、だんだん父親の作り方に共感するするようになり、結局は中京方式の作り方に変えてしまいました。
あれから長い歳月が流れ、私の一生は布団職人で終えると思っていたのですが、なんと時代の波が押し寄せてきたのです。
布団綿を注文していた業者が倒産、打ち直しの機械を修理する業者が廃業・・・
布団を作りたくても、できない状況になってしまいました。
やがて時代は、もめん綿から羽毛ふとんになり、一から勉強のやり直しです。
綿の知識と、羽毛の知識では雲泥の差なのです。
過去の経験や知識が全く役に立ちません。
ことし73才になる私の今の仕事は、睡眠環境アドバイザーの肩書で、寝具カウンセリングをして、「お客さまに合った寝具の提案」をすることです。
こんな形態になるなんて、50年前の私には全く想像できなかったことです。
・・いまも時代は変化、いや進化し続けています。
その進化に合わせて、仕事の内容も進化させなけらば生きのびることができないことが、しみじみ実感できる今日この頃です。
今年最強の寒波がやってきたようです。
こんな環境でも、いつもどうりに気持ちよく眠るためには、チョットしたコツがいります。
①寝室は、事前に温めておく
②布団も、ふとん乾燥機で30分温めておく
③起床時間の30分まえにエアコンをセットする
電気代はかかりますが、そのぶん普段どうりに眠ることができ、寝起きもスムーズに起きられます。
厳しい季節もあと少しです。
お体、大切にしてください。
寝具選びがとても難しい時代になってしまいました。
昔は、近くの布団屋さんに相談すれば良かったのですが、近年は寝具専門店が少なくなってしまいました。
原因は、店主の高齢化、後継ぎがいない、などです。
では、どうやって寝具を購入しているのか?
①ネット通販で買う
②大型量販店で買う
この購入方法は、相談者がいないので、すべて自己判断で購入決定をします。
結果、「自分に合った寝具が購入できなかった!」という経路をたどりますが、本人はその認識がないので、気持ちよく眠れなくても、その原因が寝具にあるとは思っていません。
近年の寝具は、化学繊維を多用しているので、気持ちよく眠ることができない寝具もたくさんあります。
どんな寝具が自分にあっているのかは、睡眠環境アドバイザーにご相談ください。
早く的確な寝具選びができます。
枕選びの基本は、仰向け寝で合わせることです。
ただし、今使っている敷ふとんが合っていないと、寝姿勢そのものが正しくないので、枕選びができません。
腰が上がり過ぎたり、逆に下がり過ぎの場合、首の下の隙間が正しく計測できません。
枕選びの基本は、「今使っている敷ふとんが合っているのか?」を正しく調べることから始まります。
枕を何個買っても、しっくりこないのは、今お使いの敷ふとん(マットレス)が合っていないのかもしれません!
「睡眠の良し悪しは、寝具で決まる!」という言葉がありますが、まさにそのとうりだと実感しています。
寝具といっても、掛ふとん・敷ふとん・枕 など沢山ありますが、特に重要な寝具アイテムがベッドです。
ベッドの良し悪しで、眠りの深さが変わり、熟睡感に変化が出てしまいます。
簡単に言えば、ベッドが自分に合っていないと気持ちよく眠れないということです。
「どんなベッドでも同じなんだから安いベッドで大丈夫!」という方もいます。
頑強な肉体を持っている人は確かにそうかもしれません。
でも、そうではない人にとっては、ベッドは慎重に選ばないと熟睡できなくなることが多いのです。
「睡眠は、ベッド選びで決まる!」というのは、本当の事なのです。
私は、「ベッドの硬さは、筋肉の硬さ!」という訳の分からない事を言い続けています。
スポーツマンのような強靭な肉体を持った人は、硬めのベッドのほうが寝やすくなります。
高齢者や、痩せ気味の人は筋力がないので、柔らかめのベッドが寝やすくなります。
あくまで、血管を圧迫しない寝方を探るのです。
スムーズな血流が確保できれば、血液内の老廃物を排出しやすくなり、疲労が取れるのです。
体力と釣り合いの取れたベッドの硬さが一番自分にとって合っているベッドになります。