1992年、夫の海外転勤で一家6人英国ロンドンに引っ越しました。
子どもたちは、中3・中1・小5・小2の夏でした。
高校受験の前で、家族全員で移動できる最後のチャンスだったと思います。
そして1999年、夫の大阪への転勤が決まり、7年間のロンドンでの生活が終わり、
大学生(長男・長女)・高校生(次男)は英国に残し、中3の桃ちゃんと一緒に日本に戻りました。
長女・次男は大学・大学院が終わるとそれぞれ帰国したのですが、
一番上の長男だけはロンドンで就職しそのままロンドンに住み続けています。
ある時、長男が日本に一時帰国した時に参加した集まりで、
友人から「この子は会社を辞めて、ロンドンに勉強に行く予定なので、よろしく!」と紹介された女性がいました。
その後長男はロンドンでその女性と再会し、その女性と結婚しました。(長男にはもったいないくらいの素晴らしい女性です。彼女をNさんと書きます)
2012年に長男から
「ロンドンオリンピックのチケットが手に入ったよ!」と、お誘いがあり、夫と一緒にロンドンに行きました。
ここからが本題です。
お土産の一つに、1人分の麺やパスタをレンジで簡単に茹でられる細長いタッパーを持っていきました。
Nさんはパスタの麺も小麦粉から作る料理上手です。
当然、電子レンジで麺を茹でるの?こんな器は使わない、と思うのが普通。
私の英国生活では、日本と違って簡単・お手軽な1人分のお昼の用意が面倒でした。
夫が家には居ない昼時、Nさんが少しは手抜きになるのでは、と私の分と2つ買って、一つをお土産にしました。
そのことを伝えると、
「エッ、私のために持ってきてくれたんですか、、。」と、Nさん。
そのときの驚いた顔とそのあとの嬉しそうな顔が忘れられません。
Nさんが、私の思いに気付いてくれた瞬間だった!
と、私は今でも思っています。
長男が幸せに暮らせているのは、Nさんのおかげ‼︎
感謝の気持ちを伝えるのは、何でもいいでしょう。
(実は私は1回使ったあとそのタッパーで麺を茹でたことがありません、、思い出のタッパー。)
思いを馳せる気持ちが大切だと思います‼️
Nさんが好きな花のひとつ。
エキナセア!
子ども・孫たちは、ロンドンで楽しく暮らしているようです❣️