眠べえのお陰で、夫はいびきもなく、
横向き寝で、今日もスヤスヤ
次男は滲出性中耳炎で、長いこと耳鼻科に通っていた。
1988年、次男が小学校に入学したばかりの4月、日本医大第一病院に入院することになった。
入院する前日も学校を早退して、検査を受けるため、越谷から病院に行った。
10時に入院し、3才の妹が病院のベッドで昼寝。
夕食、歯磨きの後、家に帰ることにした。
「じゃぁ、帰るからね」と私。
下を向いたまま「うん」と首を下げ、
次男はとうとうこっちを見てくれない。
後ろ髪をひかれる思いで、帰ってきた。
手術の日。
当時はコンビニなどなかった。
朝5時半に起きて、おむすびを沢山作り、長男・長女用に4つ残して持って行く。
6時15分、次女を連れ夫と病院へ出発、7時45分着。
次男は麻酔の注射を打たれて、駆けると転んでしまう。
「ものが二つに見えるよ」と。
8時10分、手術室へ。
8時30分、夫は会社へ。
8時45分、弓削先生手術室へ。
滲出性中耳炎、鼓膜にチューブを入れる2時間の手術だった。
麻酔が切れるときには、少し暴れたが、直ぐに静かになる。
夜になると、自分が大変なのに、きょうだいのことが気になるらしく、
「お姉ちゃんはどうしているの?お兄ちゃんはどうしているの?」と。
「心配してくれて、どうもありがとう!だいじょうぶよ」と私。
次の日病院に行くと、次男は部屋の中を駆け回っている。
私は緊張が緩んで、どっと疲れが出た感じ。
7泊8日の入院だった。
お陰さまで手術は大成功。
次男が中耳炎で悩まされることはなくなった
無呼吸症対策に横向き寝の「眠べえ」