
プライヴェートで親しいAさんと、
世間話をしていたときの話です。
Aさんはあることに関して、
ずっと違和感を感じていたそうです。
頭で考えて思うというよりも、
感覚的に違和感を感じていたのだそう。
ですが、周りの誰も違和感を感じず、
異論を唱える人がいませんでした。
だから、自分だけが変なのかなと
薄っすら思っていたのです。
Aさんの中で、
ずっとその違和感が引っかかっていたそうですが、
ある日、親しいBさんとひょんなきっかけで、
その違和感に関する話になったところ、
Bさんも同じ違和感に気づいていたそう。
厳密に言うと、Bさんはそれに関して、
ずっと疑問に思わずに過ごせていたのに、
ふと頭で考えるのをやめて感覚を優先してみたら、
Aさんと同じ違和感に気づいたのだとか。
Aさんが感じていた違和感は、
世間的に見てもあり得ないことで、
常識的にも違和感を感じて当然なこと。
僕も聞いていて違和感を感じていました。
ですが、Aさんの周りの人たちは
それを「正しいこと」としているから、
違和感を感じていないのは当然。
Aさんは自分とは違う世界の人たちに
囲まれていたのだから、
違和感を感じるのは当然です。
自分の感覚を信じていてよかったと、
Aさんは思ったそうです。
「みにくいアヒルの子」を思い出しました。
アヒルの群の中にいる
他のアヒルと異なった姿のヒナ鳥。
周りのアヒルから辛く当たられて、
耐えられなくなったヒナ鳥は逃げ出して、
他の群れに入りますが、
やはり醜いといじめられます。
生きることに疲れ切ったヒナ鳥は、
殺してもらおうと白鳥の棲む水辺へ行きますが、
いつの間にか大人になっていたヒナ鳥は、
そこで初めて、自分はアヒルではなく
美しい白鳥であったことに気づくのです。
今いるところで違和感を感じているのなら、
それは自分が本来いるべき場所ではないのかも。
頭で考えて判断するよりも、
自分の動物的な感覚をしっかり使えること。
そして感覚を疑わずに信じることが、
何より大切です。
もちろん、自分にとって違和感のある世界を
否定する必要はありません。
自分がいる場所ではないと承認して、
本来自分がいるべき世界へ身を置くだけでいいのです。
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