英国・ホーシャムで251人の子どもが『パイ投げ』に挑戦した今日この頃、皆さんバースディケーキの海にダイブされていませんか?
同イベントは、直径約18センチのカスタードパイを投げ合うもので、これまでの最多人数記録は120人だったのだそう。
楽しそうですね。
誰もが人生で1度は経験したい『パイ投げ』、是非ともガイハも参加したい!
それに大好物のカスタード。
顔中が黄色に染まってしまったとしても、全て食べ尽くす事が出来るのです!
己の顔だけでは飽き足らず、他人の顔もベロベロベロ。
可愛いあの子にもベロベロベロ。
青髭覗くおじさんにもベロベロベロ。
…吐き気がしました。
ベロリン罪で逮捕されるかも知れません。
ちなみに、カフェでショートケーキを頼むとセロハンまで舐めずにいられないガイハさん、それが原因で友人を失いそうになった事は数知れず。
しますよね?
しませんか?
良いじゃないですか!
都合の良い時だけ子ども返りのコドナな自称21歳、いつまでもスィートに甘えさせて下さい。
ええ。
【あらすじ】
土壇場の迷子劇で、絶望の境地に立たされた"子猫"のガイハ。
BenBenたちの遅刻により、程なく難を逃れたのだった。
中へ通され、さっそく前菜・パスタ・セコンドを、それぞれ15種類以上あるメニューからチョイス。
無言でリストを睨めっこする6人。
カタカナの混じる料理名。
難しい。
声に出すだけで、たどたどしい!
それはきっと皆同じ。
おそらく横文字続きのイタリア語に、頭を悩ませているに違いありません!
ところが
『このソースは…』
突如、"分析"を始めるメンバー。
すると堰(せき)を切った様に意見を交わす4人。
そう彼らは皆が料理のプロフェッショナルたち。
中にはシェフ経験のある人間までいます。
従ってメニューを選ぶのも真剣そのもの。
背筋を伸ばす『会食』の雰囲気とはまさにこの事でしょう。
一応、料理が趣味、しかし"あくまでも趣味"のガイハ、付け焼刃の知識でなんとかついていくものの、所詮聞き取る事は出来ても、全く話せない英語のようなもの。
終いにはわかったフリで、適当にうなずち。
色々な意味でカルチャーショックでした。
まずは前菜。
それぞれが頼んだのが
・米ナスのグラタン(×2)
・前菜盛り合わせ
・魚のカルパッチョ
・馬車に乗ったモッツァレラ
ワインはキャンティ。
次々と運ばれるお皿。
テーブルに乗る度に、皆注目。
ごくり。
そして1口食べると、各々が取り分け大試食会。
さながらテイスティングの様に、味を確かめ分析するように"召し上がる"人々。
美味しい美味しいと、ただひたすら頬張るガイハ。
誰よりも先に、お皿が空になっていたのは言うまでもありません。
続くはパスタ。
・春野菜のアーリオオーリオ・オーリオ(×2)
・アマトリチャーナ
・うにのパスタ
・ポルチーニの生パスタ
絶品!
美味しい!
こんな感想しか言えない自分が憎い。
ここで1本1万近いバローロをオーダー。
いよいよセコンドは
・豚のグリル
・ソーセージ等の盛り合わせ
・鯛のグリル・ドライトマト黒オリーブのソース
・トリッパの煮込み
・ラムのグリル
満腹。
スローペースなメンバーを差し置いて、ひとり高級ワインをガブガブ呑んでいたのはおそらく気のせい。
だってせっかく割りか…
大阪おばさんの、ど根性魂を発揮してしまったのかもしれません。
さらに腹は満たされてもドルチェは別といちじくのタルトをオーダー。
最高のひと時を過ごさせて戴きました。
何でも定期的に行われているこのお食事会。
参加者は皆さん、素晴らしい賢人たちばかり。
是非、次回も参加させて戴きたいと思います。
いえ、むしろさせて下さい。
駄目と言われなくとも、張り付いてでも行きますから。
すっぽんの様に。