ニューヨーク・ロイターによると、世界的に『ピエロ業界』の人材不足が問題となっている今日この頃、皆さん『人生の綱渡り』楽しまれてますか?
35年に渡って舞台監督を務めていた採用担当者は、『大きな会場で人を引き付ける魅力やユーモアを持ち合わせ、かつ観客とコミュニケーションのできる人を探し出すのはダイヤモンドの原石を探すようものだ』と語っているのだそう。
いよいよ世界デビューでしょうか。
そう、サーカスの中だけでなく実生活が道化の”れしーと26cm”。
白塗りメイクに真っ赤な鼻、ド派手な髪にだぼだぼのパンツ姿で米国へ派遣。
玉に乗れず、ブランコで怯え、何も出来ずに困った時は『リアルボイス!』
そして、手に持った鞭でドラミング!
気付けばサーカスがエアライブに!!
即、派遣切りですね。
赤いのは鼻だけてなく、その恥すべき存在だった様です。
ちなみに、”れしーと”が結成されたのは修学旅行先のカナダ。
デビューライブが海外だったのは、あながち嘘ではありません。
その後、国外に出た事は1度もありませんが。
【あらすじ】
通行人の居ない商店街でパレードを決行した"れしーと26cm"。
"無言"の食事を共にし、次なるバーを目指すのであった。
気温1度の雪の中、携帯片手に目的の店を探すドン・スター。
あまりの寒さに、『どこでも良い!』と不満を零すガイハ。
U『…』
G『…』
苛々。
仲間割れ。
"れしーと"の喧嘩の要因といえば、『眠い』・『寒い(暑い)』・『お腹空いた』の三大不満。
やはり、お子様でした。
U『あぁここだわ!』
到着したのは、どこかいかがわしい雑居ビル。
しかし、寒さ故に迷ってる暇などありません。
慌てて駆け上がると、店内はやはり異様なムード。
カウンター越しに女性が数名。
まさか…
女『いらっしゃぁーぃん。』
ガールズバーでした。
『どこでも良い』と言ってしまったばかりに辿り着いてしまったデッドゾーン。
どうやら、U田さんにとっても想定外だった様で
U『さっさと出るぜ。』
バーテンダーが就く前に、早々とカクテルを注文。
そう、どんなに付き合いの悪い社会不適用者と呼ばれても、生涯キャバクラや風俗に足を踏み入れてはならないのが"れしーと"の掟。
札束を払ってまで相手して貰う程、落ちぶれちゃいないぜ!
そんな口だけのプライド。
よって、談笑するサラリーマン達を尻目に、
出されたお酒を一気飲み。
そして、女性がやって来るやいなや
U『お会計を。』
秒殺でした。
女『もう帰っちゃうんですかぁ~?』
プリーズマニーとばかりにねだるバーテンダー。
手慣れた様子。
これはなかなか引き下がらないかも知れません!
ところが、
U『こういう店好きじゃないんだ。来る所間違えたみたいでさ。悪いね。じゃっ。』
良くも悪いくも直球B型のドン・スター。
オブラートに包む事無く、『NO』を突き付けられる男。
一枚も二枚も上手でした。
結局、サービスらしいサービスは受けていないのにも関わらず、安くは無いチャージ料を払わされ店を出る"れしーと26cm"。
外は雪。
気温も財布もお寒い限り。
というわけで
U『いつものバーにしますか。』
【次回予告】
三次会の席をいつものバーで賑わうふたり。
ところが、突如ガイハに異変が起き…。
まさかまさかの打ち切りの危機が!?