バランの妄想。 | ガイハ日記。

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ガイハワールドで日常と世間をえぐってます。

連日茹だるような暑さで日本ベトナム化計画が密かに遂行されてるんじゃないかと思われる今日この頃、皆さん心にスコール降らせてますか?
主食がカレーになる印度化計画よりはまだ健康的ですが、いっそ暑さを凌げるなら多少カレー臭くてもいいかなと思う夏の夜。
いやいや、昔ながらの日本らしい生活がしたい!
そういうわけでカルピス飲んで、気分だけでも無理矢理日本を演出してます。
気分だけ日本。
ココハドコ?

【あらすじ】
待合室に入れて貰えず、扉の向こうの笑い声を聞きながら20分近く燻されるガイハさん。
目から滴り落ちるのは汗かはたまた涙か。
時計は無情にも、15時を廻っていた。


定刻オーバーで扉が開きました。気分は外タレライブ。
さっきまで談笑していたのが嘘のような真顔の看護師たちがカルテを整理しています。

灼熱の廊下とは、うって変わって異常な程冷えている待合室。22度。でんこも驚愕。
ドアの向こうで悶えている間に、談笑婦人たちはこんなにも涼しい思いをしていたのかっ。

しかも汗をかいた後で、すぐに冷えきっていく体…。寒い。
アウェーの洗礼。

ようやく名前が呼ばれました。

医『前回と同じ、にきびですか?』
G『はい。』
医『塗り薬は利きましたか?』
G『はい。』
医『じゃあこの前のお薬出すので、無くなったらまた来てください。』
G『はい。』
医『では、もう結構ですよ。』
G『はい。』

オウムかっ。

僅か30秒の診察。
医者の前に座ると、自然と全権を委ねるしかない空気。
3.4か月に1度の通院で1年以上変わらない会話。
やっぱりアウェーだ…。

薬と会計を待つために、待合室の席に座りました。

隣では、さくらすみれのようなおばさんがananを食い入るに見ています。

何をそんなに夢中になっているのか、横目で見てみると

『特集 イマドキ男子のリアルなセックスライフ。』




雑誌の特集以上のリアルな現状がそこにありました。
真面目に性を考える特集であるわけだし、全くもってそれ自体は恥ずかしい事ではないのですが、隠すように食い入ってる中年のおばさんというシチュエーションが、電車の中でビニ本をのぞき見るおっさんのように恥ずかしさを演出しています。

今となっては懐かしい夫婦生活。
あの頃は手を繋ぐだけで楽しかった。
いつの日からこんなにも疲れてしまったのだろう・・・。

などと、ダルビッシュ有と若き日の旦那を重ねているかもしれないし、
単純に
まだまだ現役
と思っているのかもしれません。

このおばさんの妄想に比べれば、ガイハさんの妄想なんて、寿司に付いている葉っぱもどきの、ビニールのバランのようなものに思えてきた今日この頃でした。