人が病気にかかる要因の多くは、手に付着した病原微生物(細菌やウイルス等)が物品に付着し、そこからまた手を介して鼻や口、目から体内に入ることだと言われています。

多くの病原微生物は、電車のつり革・手すり・エレベーターボタン・ドアノブを介して手から手へと拡がり、それが感染拡大のきっかけとなります。

つまり、手は見た目に汚れていなくても病原性微生物が付着している可能性があるため、石けんと流水を用いてきれいに洗い流す習慣をつけることが、感染対策の重要な手段といえるのです。

2回手洗いを実施することで、ウイルスの除去効果があるというデータもあります。

特に冬場のウイルス流行時のトイレの後は2回手洗いの実施が有効なようです。

親指や指先、指の間などは手指衛生が不十分になりやすいと言われています。

手を漠然と洗うのではなく、指の間、手首、爪の間などを含め、丁寧にこすり洗う手洗いの手順を覚えて習慣化することが大切ですね。

これだけ手洗いは重要なのに、ネットの調査では6人に1人がトイレの後に手を洗わないという結果が出ていることに驚愕します。