プラーナは人間の生気鞘(人間五臓説=パンチャ・コーシャ)の中にあります。
それは、プラーナ気、アパーナ気、サマーナ気、ウダーナ気、ヴィヤーナ気の
5種の形態からなります。
「プラーナ気は心臓に、アパーナ気は会陰に、サマーナ気は臍輪より上部に、
ウダーナ気は喉に、一方ヴィヤーナ気は全身にわたって動いている」
シヴァ・サムヒータ第3章7節
ヴィヤーナ気は全身を全身を巡ります。
触覚、神経組織の中を流れる情報の流れを支配していると考えられているそうです。
「生気鞘の中には、生気が流れる101種の気道(ナーディ)がある。
それらの気道は更に100の支道に分かれており、
それらの支道はまた更に、各々72,000の支道に分かれている。
これらすべての気道の中をヴィヤーナ気が流れる」
プラシナ・ウパニシャッド第3章6節
ヨーガ療法では、このヴィヤーナ気の流れを意識して行う生気活性法(PET)を行って
体の中の細かな部分まで意識してどんどん流れが良くなっていくのを体感していきます。
生活の質(QOL)の向上を実現することが可能になるはずであると
著者ナゲンドラ先生は述べています。
「改訂 プラーナーヤーマの秘密」Dr.H.R.ナゲンドラ著 参考