面白い写真が撮れたのでアップします。
横田へ向かう米空軍のC17輸送機から発生したヴェイパーと呼ばれる飛行機雲の一種です。
普通の飛行機雲はエンジンの後ろに筋状に発生しますが、この写真のヴェイパーは機体の背後全体に発生しています。
少し色がついて見えるのは虹と同じ現象です。
(2024.5.29 7:38撮影)
撮影した私も一瞬「事故か?」とドキドキしましたが、飛行機の機体やエンジンから発煙しているわけではなく、小さな雲を横切って飛んでいるのでもありません。
ヴェイパーは、空気を切り裂いて飛ぶ機体の背後に気圧差が生じ、その部分の空気が断熱膨張して気温が低下することで空気中の水蒸気が結露して発生します。
恐らく、横田へ向かって高度を下げていたものの、何らかの事情で少し機首を上に向けて高度を上げたため機体の上面背後に大きな気圧差が生じたのでしょう。
雨上がりで空気中に水蒸気が多く含まれていたことも影響していると思われます。
※素人考えですので間違えていたらご容赦ください
翼端から筋状に発生するヴエイパーは映像等で目にすることがありますが、青空を背景にこんなに派手に発生したヴェイパーは珍しいのではないでしょうか。
こちらは普通の飛行機雲(コントレイル)です。
(2024.5.26 8:23撮影)
コントレイルは高空を飛ぶ航空機のエンジンから排出された水蒸気が、外気に急冷却されて凍結して発生するものです。
外気が冷たいと水蒸気が何時までも凍結したままなので、筋状の雲が長く尾を引いたように残ります。
この飛行機は上海行きのポーラエアカーゴだったと思いますが、メモしなかったため不確かです。
それでは、また…