「シジュウカラのエサ運び」の続きです。
午後、再び駐輪場を訪れると、ヒナがいました(*゚д゚*)
巣穴の中に敷かれた綿毛のようなものがまだ体についていますから、ほんの今しがた巣穴から出てきたようです
あたりを見渡すともう1羽ヒナがいました。
先ほどのヒナが少し場所を移動しました。
人が近くを通ると2羽のヒナはキョロキョロと辺りを見回しますが、怖がってぶるぶる震えているようには見えません。
度胸がいいのか、それとも世間知らずなだけでしょうか?
よく探すと、こんなところにもう1羽ヒナがいました。
メス親は少しでも早くヒナをもっと安全な場所へ移動させたいらしく、エサを見せて盛んに呼びかけます。
オス親も現れてヒナとあわせて5羽の鳴き声がにぎやかにあたりに響き渡ります。
親鳥の呼びかけに応えてようやくヒナたちが動き始めました。
高い樹木のある植え込みへ向かってヒナたちが次々に飛び立ちましたが、このヒナはこんなところでとまってしまいました。
頭の後ろに綿毛がついていますので、最初に見つけたヒナのようです。
透明なアクリル板の向こうに見える側へ飛んで行きたいようで、盛んに羽をバタバタさせます。
前から見るとこんな感じです。
メス親が飛んできました。
「ねえ、どうして向こうへ行けないの?」とヒナが助けを求めているようです。
つかまっている場所から落ちたら、グレーチング(格子蓋)の隙間からそのまま側溝の中へ落下してしまうのではと心配で、手助けしようかと思ったほどでした
オス親も心配そうに見守っています。
ようやく安全な場所に降りることができました
親鳥の鳴き声に誘われて、ヒナは安全な植え込みの方へ一直線に飛んで行きました
\(^O^)/
シジュウカラの声があまりにぎやかだったためか、通りかかった人から「何事ですか?」と尋ねられました。
事情を説明すると「いいものを見ることができました」と喜ばれました。
3羽のヒナはこうして無事に巣立ちましたが、この後も巣の中からはヒナの声が聞こえて親鳥がエサを運んでいましたから、巣の中にはまだヒナが残っているようです。
すべてのヒナが無事に巣立ってくれるといですね(^∧^)
それでは、また…