久しぶりに長尾台から秘密の抜け道を通って大船観音寺まで歩いてきました。
長尾台へ向かうには笠間大橋を渡ります。
笠間大橋はJR線4本(写真左から根岸・京浜東北線、横須賀線、東海道線、貨物専用線)と柏尾川を跨ぐ大きな跨線橋です。
車の通行量は多いのですが歩行者の姿はあまり見かけません。
一時期話題になった白いカワセミが現れたのは、この柏尾川の少し先の下流域です。
これから向かう長尾台は右手の丘陵です。
長尾台の麓には、江戸時代のものと思われる庚申塔などがあります。
周辺は新興住宅地ですから、元は別の場所にあったのかも知れません。
この地にゆかりの御霊神社です。
素人が蘊蓄を傾けると長くなりますので、由緒書きをお読みください。
かつてこの地(長尾台)を本拠としていた長尾氏は上杉謙信の祖先だそうです。
鎌倉への出入りに睨みをきかすことができるこの高台に長尾氏の館があったとされますが、今は畑が広がっています。
写真は北向きで、遠くに横浜みなとみらい地区のビル群が見えています。
以前に来たときはウグイスの声がやかましいほどでしたが、今回はガビチョウの声の方が多く聞こえました。
上空を飛び回るツバメを撮影したところ、口を開けて羽虫をキャッチする直前のようすが写っていました
遠くにモズの親子がいました。
ヒナが口を開け羽をばたつかせて親にエサをねだっています
近くから撮影できたモズです。
右のオスに比べて左の個体は小型ですが、ヒナではなくメスの親鳥と思われます。
この農道は行き止まりですが、途中に鎌倉へ通じる秘密の抜け道があります
ここが鎌倉への抜け道の入り口です。
何処まで続くのかと不安になりますが…
ほんの100㍍ほど歩くと鎌倉の住宅街に出るんです
住宅街を抜けて急な坂道を下るとJR大船駅へと向かう道があり、大船観音寺への参道があります。
拝観料は300円でした。
桜の季節には両側の桜が見事で、この階段は人気の撮影スポットです。
いろいろな経緯を経て昭和35(1960)年に完成した半身像の観音様ですが、とても優しいお顔立ちです
観音像の内部にも入ることができます。
境内には原爆慰霊碑や戦没者慰霊碑などもあります。
高台にある境内からはJR大船駅と大船の街並みが見渡せます。
山の向こうが古都鎌倉で、この日も観光客で大混雑だったようです。
前述の階段で、中国からの観光客らしい3人連れの女性からスマホでの写真撮影を頼まれました。
私がスマホを構えると、カメラ目線ではなく一斉に思い思いの方向を向いてポーズをとったのには面食らいました お国柄ですね。
マイナーなこの場所に何故? と不思議に思いましたが、他の数人の女性たちと近くに待たせてあった白ナンバーのワゴン車に乗り込みましたから、鎌倉の混雑を避けて独自のツアールートが設定されているのかもしれません。
大船観音寺の詳細はこちらからどうぞ
それでは、また…