風薫る五月、毎朝の散歩は足取りも軽やかに…と言いたいところですが、大きなズームレンズをつけたカメラがズシリと肩に重くてヨタヨタです。
遊歩道沿いに咲く季節の草花も写真で紹介したいのですが、スマホで撮影しようとしゃがむと肩にかけたカメラやレンズが地面にゴツンとぶつかるため、思うように撮影できません。
散歩には無用の長物のカメラですが、カワセミや野鳥たちとの出会いに期待して毎朝重いカメラを持ちだしています。
かつての養蚕の名残なのか、このあたりにはあちらこちらに桑の木が見られます。
その桑の実が赤くなっていました。
もう少し黒く熟したら、こっそり食べてみようと思っています。
対岸の民家の屋根でカラスが怪しい動きをしていました。
ここの屋根瓦の下にはスズメの巣があったはずです。
人家にカメラを向けることはマナー違反ですが、気をつけながら撮影させてもらいました。
どうやらスズメの卵かヒナを狙っているようです。
あきらめたらしいカラスが飛び去った後、親スズメが戻ってきました。
盛んにあたりを見回して警戒しています。
パンくずをくわえていますが、散歩中の人が鯉に与えたパンくずのおこぼれをヒナのために持ち帰ってきたようです。
1羽が周囲を警戒する中、もう1羽が素早く瓦の隙間から巣の中に飛び込みました。
ヒナは大丈夫だったのでしょうか?
カラスに連れ去られたようすはありませんでしたが、ヒナは襲われたショックで死んでしまうこともあるようですから心配です。
気がかりでしたが、長時間人家にカメラを向け続けるわけにも行きませんので、スズメ一家の無事を祈りつつ現場を離れました。
カラスはカワセミのヒナを襲う天敵でもありますから、近くの巣穴で間もなく巣立ちしそうなカワセミのことが心配になります。
そんな私の気持ちを払拭してくれるかのように、五月の青空を背景にブラシの木に真っ赤な花が咲いていました。
余談ですが、私はしばしば喉がムズムズして急に咳き込んだり、食べもののかけらが喉に入り込んでゴホゴホしてしまうことがあります。
そんなときは「こんなブラシで喉をゴシゴシこすればすっきりするだろうな」と思ったりもしますが、そうも行きませんのでここ数年は「○角散」のタブレットをいつも持ち歩いています。
それでは、また…