更新が遅くなりましたが、今回は下関滞在中に日本野鳥の会山口県支部の角島探鳥会に一般参加した時のようすをレポートします。
角島は渡り鳥の中継点として有名でNHK「自然百景」で紹介されたこともあります。
今回はヤツガシラが見られるかもということで期待しました。
この角島大橋の写真は昨年夏に撮影したものです。
集合場所は「つのしま自然館」の駐車場でした。
ルートを歩き出して間もなく、電柱の上にチョウゲンボウがいました。
とまっている姿をこんなに近くで見るのは初めてです。
「飛び立つよ!」との声であらかじめカメラを構えることができたおかげで、いいタイミングで撮影できました。
この直後に思いがけないことが起こりました。
突然カラスが現れてチョウゲンボウにアタックしてきたのです!
想定外の出来事でカメラを引くことができずに決定的な瞬間を取り損ないましたが、突然の襲撃に呆然としているチョウゲンボウの表情は何とか押さえました。
ジョビ子です。
ジョウビタキの多くは既に北へ帰ったようです。
鳴き声だけが大きく聞こえていたウグイスですが、一瞬姿を見せてくれました。
海岸の岩場にウミウの群れがいました。
「ヒメウもいますよ」とのことですが、ウミウとヒメウが識別できません。
ヒメウはウミウと違って顔が白くありません。
この写真では①~⑨がヒメウだと教えてもらいました。
先ほどの個体と同じかどうかわかりませんがチョウゲンボウです。
遠くの護岸の上にオスのイソヒヨドリがいました。
横浜の自宅近くのマンションでも良く見かけますが、やはり海辺の景色の方がよく似合います。
沖で漁をする漁船のまわりに海鳥がたくさん飛んでいました。
オオミズナギドリだそうです。
海岸を低空で飛ぶトビの横顔を撮影しました。
鎌倉の山で二度も油揚げをさらわれた苦い経験があります。
ミサゴもいました。
角島灯台は明治9年に初めて点灯された歴史のある灯台です。
2週間ほど前にここでヤツガシラが見られたそうですが、今回は出会えませんでした。
最後は砂浜へ出ました。
下関育ちの私は海岸の砂はこのように白いものだと思っていたので、上京して初めて見た鎌倉海岸の砂が黒いのを見てとても驚きました。
「公害のヘドロで汚れているのか?」と思ったことでした。半世紀も前のことです。
シロチドリがいました。オスです。
いわゆる千鳥足と言うヤツです。
白い砂浜にたたずむシロチドリの姿はとても可愛いのですが…
正面から見るとマジで強面です。
電線にカラスが集まっていました。
スルーしてしまうところでしたが、ミヤマカラスだと教えてもらいました。
期待したヤツガシラに出会えず残念でしたが、詳しい方に案内してもらえて学ぶことの多い楽しい探鳥会でした。
野鳥の会の皆さん、ありがとうございました。
それでは、また…