鳥仲間さんから舞岡公園にウソが出ていると聞いて行ってきました。
昔々、まだ舞岡公園が整備される前に近くの里山へ何度か来たことがありますので、先日の金井遊水池や瀬上池に続いてここも30数年ぶりの再訪ということになります。
実は、今回の舞岡公園では大変恥ずかしい失態を演じてしまいましたので、今後の戒めの意味を込めてブログに書かせていただきます。
舞岡公園へは戸塚駅からバスで向かいました。
勝手がわからずにカメラを抱えて公園の入り口でキョロキョロしていたら、常連さんらしき人が「あそこでみんな撮ってるよ」と教えてくれました。
反省点1.皆さんが「何」を撮っているのか確かめるべきでした
教えられた場所に行ってみると20人程の皆さんが樹上にカメラを向けていました。
私も見上げましたが逆光のためどんな鳥がいるのかよくわかりません。
とりあえずカメラを向けましたが枝葉が邪魔をしてAFが合いませんので、逆光補正を+2に、フォーカスエリアをSに設定して撮影を始めたものの動きが速く、まごまごしているうちに姿が見えなくなりました。
まわりの皆さんはそれぞれ撮影画像を確認していますが、いまさら「あれは何という鳥ですか?」とは恥ずかしくて聞けませんでした。
反省点2.聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
そのうちに「出た出た!」との声が上がって、皆さんがこんどは横の薄暗い木立へ向かって一斉にシャッターを切りはじめました。
そのとき私が撮影したのがこの写真です。
補正前の暗い画像をモニターで見た私の頭には、ピンク色の野鳥としてベニマシコとウソの名前が浮かびました。
一応スマホでネット検索したのですが、なぜだかすっかりベニマシコだと思い込んでしまったんです!
鳥仲閒さんから「ウソが出ている」と教えられて来たはずなのに、年寄りの思い込みとは恐ろしいですねぇ~
この後、ベニマシコ(ウソですよ!)がまた樹上に姿を見せました。
これはベニマシコ(ウソですよ!)のメスですね。
ベニマシコ(ウソですよ!)はカエデの実が大好物のようです。
というわけで、すっかりベニマシコ(ウソですよ!)を撮影したつもりの私は丘陵伝いに次の撮影ポイントへ向かいました。
途中、出待ちをしているらしい人に「何か出ますか?」と聞くと「ウソが出たと聞いたので待っている」とのことでした。
「へぇ~、ウソも出るのか!」と呑気に歩いていたらどうもようすが変です。
なぜだか道を間違えたようで、先ほどの撮影場所へ戻ってしまっていたんです。
私が狐につままれたような気持ちで居るところへ、カメラを持った二人から「ウソが出ませんでしたか?」と聞かれたので「「ベニマシコ」(ウソですよ!)は居ましたが…」と答えたのですが、二人とも「ベニマシコですか?」と怪訝な表情です。
さすがに私も「これはおかしいぞ」と思い、あらためてネットで検索して先ほど撮影した野鳥がウソだったことに気付いたという次第です。
撮影中に通りがかった人からこの鳥の名前を聞かれたので、「ベニマシコのようですね」と答えたことは、今思い出しても赤面モノです。
周囲でこのやりとりを聞いていた人も居たはずで、まさに「穴があったら入りたい」思いです。
加えて、方向感覚には自信があったのに道を間違えて元の場所に戻ってしまったことも大きなショックでした。
ウソをベニマシコだと思い込んでいる私がこれ以上傷口を広げる前に、早く間違いに気付かせようと神様・仏様が私を元の場所へ引き戻してくれたのかも知れません。
ちなみに、ウソは今回が初見ではなく2015年に下関の郊外で一度出会っていることを思い出しました。
認知・認識能力だけでなく記憶力も怪しくなってきたようで心配です。
舞岡公園で出会った他の野鳥については、忘れてしまわないうちに次回紹介します。
それでは、また…