ご近所では白いカワセミでまだにぎやかですが、趣を変えて今回はカワセミ撮影の練習として産卵に飛び回るギンヤンマを追いかけてみました。
朝のいたち川では交尾を終えたギンヤンマがタンデム(連結)飛行をしていました。
前がオス、後ろがメスです。
交尾を終えた後、オスは自分のパートナーのメスが他のオスに奪われないように尻尾の先でメスの後頭部をしっかり挟んで産卵場所を探します。
背後からオスのギンヤンマがペアに接近してきました、要警戒です。
これ以上邪魔者が来ないうちに産卵を済ませようとオスは周囲を見回します。
ようやく産卵場所を見つけたところへ、今度はシオカラトンボがやってきてオスの上にとまろうとしています。
仲間と勘違いしたのか、邪魔をする気なのか?
さすがにシオカラトンボはすぐに追い払われてしまいました。
こちらではギンヤンマのオスが接近してきました。
メスに産卵を促しながらも、オスは油断なく周囲を警戒しなければなりません。
オスは背後で産卵しているメスにも気配りしなくてはなりません。
こちらのメスは今にも水没してしまいそうで心配です。
突然、産卵中のギンヤンマのペアに向かって岸からカルガモが猛ダッシュで接近してきました。
ギンヤンマは驚いてすぐに飛び立ちましたが、カルガモはギンヤンマを捕食しようとしたのでしょうか?
カルガモのマジで真剣な目つきが怖いですね。
ギンヤンマはあちらこちらと場所を変えながら産卵していきます。
ギンヤンマは産卵を終えると間もなくその一生を終えます。
このメスの羽はもうボロボロでその厳しい半生が偲ばれます。
朝日に照らされてギンヤンマたちは何時までも川面を飛び回っていました。
来年、このギンヤンマの子どもたちと出会えることを楽しみにしています。
それでは、また…