下関はフグやクジラやアンコウだけではなく、瀬戸内海や日本海の新鮮な魚介類が楽しめる土地です。
今回は、そんな下関でのおすすめのお店を紹介します。
朝の散歩の途中にときどき唐戸市場に立ち寄ります。
市場の中には鮮魚を扱うお店がたくさんありますが、このうお華さんは最近店を出した新顔のようです。
店頭には、下関だけでなく萩や仙崎など県内の漁港に水揚げされた新鮮な魚介類が並べられています。
この日は巨大なクエ(27㎏)が置いてありましたが、これから豊洲へ出荷するのだそうです。
別の日にはクエの刺身も売られていました。
うお華で扱う魚を使ったお刺身や海鮮丼を楽しめるお店がうお華キッチンです。
唐戸市場の近くにあるうお華キッチンを何度か利用しました。
店内の壁には大きなクエが描かれていて、その大きさにギョッとします。
私は海鮮丼・天ぷらセットがお気に入りです。
地元の魚を使った海鮮丼ですから、サーモンやイクラなどはありません。
この日のネタではサワラ(一番手前でタコの左)が脂がのってふっくらとした食感で最高でした。
前回の天ぷらは野菜が中心だったように思いましたが、今回はイカや魚の切り身がメインでこれも美味しかったです。
魚のアラ汁も本格的なもので、地元ならではの甘めの味噌を使った懐かしい味でした。
小鉢のアジの南蛮漬けもほどよい酸味で美味しかったです。
メニューには天然クエカレーというものがあるのですが、仕込みに手間が掛かるため毎日準備できるものではないようで、残念なことになかなかお目にかかれませんでした。
この日も売り切れ状態だったようですが、何度も電話で問い合わせをしたことを覚えていてくれたようで「少し待っていただければご用意しますから」ということで、何とか念願のクエカレーと対面出来ました。
野菜の他に、クエの唐揚げとクエのウロコの唐揚げがトッピングされています。
ウロコの唐揚げは、ウロコのカリカリ、バリバリとした食感と皮のジューシーな味わいがうまくマッチした新鮮な味覚でした。
カレーのルウにはクエの出汁を使っているそうですが、魚臭さは全くなくコクがあってとても美味くいただけました。
これまで下関に来たときは、角島近くの「道の駅 北浦街道豊北」のレストランわくわく亭のおまかせ海鮮丼を楽しみにしていました。
わくわく亭のおまかせ海鮮丼
わくわく亭のおまかせ海鮮丼は見ての通り大変豪華でボリューム満点です。
ただヒラマサ、シマアジ、ブリ、タイなどいずれも地元で捕れた新鮮な魚ではあるものの、日ごろから馴染みがある魚がメインのため、ご当地で食べるという目新しさに欠ける点が残念でした。
その点うお華キッチンでは、リーズナブルな値段でひと味違った下関ならではの新鮮な魚介類を楽しめますので、私のイチオシです。
火曜と金曜日にはクエカレーを仕込むそうですから、ぜひクエカレーも味わってみてください。
なお、うお華キッチンは唐戸市場と連携した朝食と昼食専門のお店ですから、営業時間も早朝から午後1時頃までですのでご注意ください。
それでは、また…