春先の関門海峡には霧(移流霧)が良く発生する。
見えているのは北九州市の門司港。
港内にはボラの群れが回遊していた。これも春の光景。
4月15日
前回はスナメリのせい(?)で食いが止まってしまったが、潮も一回りしたので期待して釣行。
「釣行」というと物々しいが、家から歩いて数分の岸壁へ出かけるだけのことだ。
1投目から一荷であがってきたが、片手操作での撮影でピンぼけ写真となってしまい恥ずかしい次第。
巻き上げて水中から手元に戻った仕掛けは冷たくて、水温がまだ低いままのようだ。
食いが渋いため釣り場を移動してここへ来たら、突然タグボートが現れて水産大学校の練習船「耕洋丸」の出港作業が始まってしまった。
チョイ投げとはいえ100㍍以上は投げるため、タグボートが動き回ると仕掛けが切られてしまう。
やむなく30分以上も釣りは中断。
港湾での釣りは出船入り船に邪魔されることが多い。
もちろん、邪魔者はこっちの方なのだが…。
この日はなんとか「ツ抜け」は出来たものの型が小さくて残念。
4月16日
この日は大潮で、潮の流れは最大で7.8ノット(時速約14㎞)になる。
関門橋の向こうから手前へ向かって、東から西へ潮が激しく流れているため、写真で見てもざわざわと波立っていることがわかる。
潮が速すぎると仕掛けが流されて釣りにならないが、その一方で潮が動かないと魚の食いが悪いという厄介な関係がある。
そのため、地元の釣具店で配付される「潮時表」参考に、潮の流れを見計らって釣行している。
1185年の春、この地で戦われた「源平合戦」の勝敗を分けたのもこの激しい潮の流れとその変化だとされているが、近年の研究では異論もあるようだ。
三谷幸喜氏の「鎌倉殿の13人」ではどう描かれるのだろうか?
発光玉を付けた仕掛けに食いついてきたキス。型が小さい。
潮の流れは治まってきたが、キスの食いも悪くなってきた。
この日の釣果は9匹。
数は出始めたがまだキスの型は小さい。
20㎝以上の良型が揃うことを期待して、せっせと仕掛け作りをしておくとしよう。
それでは、また…