もちろん散歩が。そして、憂鬱なのは飼い主の方。
カイはシャンプーが嫌いである。
子犬の時はともかく、大きくなってからは暴れられた時のことを思うと、
とてもじゃないが勇気が出なくて、ブラッシングとウェットタオルのシャンプーで済ませている。
だからカイは水が嫌いだと思っていた。
しかし、雨の日の散歩もどうやら気にしないようだ。
散歩が嬉しくて、いつもと同じように外へ出てゆく。
そしてある日、水溜りに足を突っ込んでしまったのが始まりで、
幼稚園の子がやるような、『ピチピチ、ジャブジャブ!』を覚えてしまった。
後はもう、水遊びの世界へ一直線!
家の道路脇の小さな用水路は特にお気に入りだ。
雨が降ると勢いよく水が流れる。その中に嬉しそうにカイはジャンプ!
水かさはそんなに無いので流される心配は無い。
しかしその中を何が嬉しいのか、行ったり来たり・・・。
ずぶぬれである。
そしてもう一つ。
近くの工事中の道路は今、土がむき出しになっている。
その泥が濁ったような水溜りの中で穴掘り!である。当然足はドロドロ。
さて、飼い主は何が憂鬱かというと、
散歩を終えたカイが、まるで嫌がらせのようにその泥足で抱きついてくるからである。
一瞬目が合う。私の顔が引きつる。カイが笑う・・・様な気がした。
そして私は散歩のたびに着替える羽目になる。