KDDIは、auの携帯電話のうち、修理期間中にショップから借りるような代用機(代替機)、あるいは第三者から譲り受けた譲渡機といった、「過去に別の電話番号で契約履歴のある携帯電話」に不具合があるとして、ソフトウェア更新サービス「ケータイアップデート」の提供を開始した。

 今回、不具合対象となったのは、全部で95機種。そのうち修理期間中に店舗から借りる代用機や、中古市場などで入手した譲渡機のみ対象となり、自分しか使っていない携帯電話は対象外となる。そのうち、「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」「W65H」「K003」「E05SH」「W64SH」の5機種で、10日よりケータイアップデートの提供が開始された。

 アップデートを適用することで、携帯向けサイトの会員登録や登録済サイトへのアクセスがまれにうまくいかない事象が解消される。原因はソフトウェアの不具合で、該当サイトへアクセスするときに会員情報に関する情報が不十分であれば接続できなくなる。なお、サイト運営者側で対応する必要はない。

 もしアップデート適用前にこういった事象が発生した場合は、電源をオフにしてからau ICカードを取り外し、その状態で電源を入れ、待受画面になったことを確認してから再び電源をオフにして、au ICカードを装着、電源を入れるという手順を踏むことで復旧できるという。

 10日より提供されているケータイアップデートの所要時間は、機種によって5分~60分かかる。昼間に更新できない場合は、夜間に自動処理できるよう「auからのお知らせ」というメッセージが配信される。ただし更新対象は、先述の通り、代用機・譲渡機のみで、同じ機種でも1ユーザーしか使っていない携帯電話は自動更新されない。更新中は他の機能は利用できない。その他の機種でのアップデート提供時期は、2010年1月~2月に提供される予定。