大腸がん | カイコウカイクリニック公式ブログ

カイコウカイクリニック公式ブログ

KAIKOUKAI CLINIC SENAYANからのお知らせやセミナー情報、
医師や看護師、スタッフのつぶやきなど、不定期に更新します。


こんにちわ。カイコウカイクリニックです。


8月3日に国立がんセンターの発表によると男性の部位別症例数では07年の集計開始以来、
大腸がんが初めて胃がんを抜き最多となったようです。
1位は大腸がんの9万1530例で、2位が胃がんの7万5265例、3位が肺がん7万3017例のようです。


男女別の症例集は
男:大腸がん(5万4601例)、胃がん(5万2807例)、前立腺がん(5万257例)
女:乳がん(6万4552例)、大腸がん(3万6929例)、肺がん(2万2762例)のようです。
ただし、これは罹患数であり、死亡数ではありません。
死亡数はまた変わってくると思います。


罹患数でトップになった大腸がんは早期発見がしやすいがんであり、早期発見できれば
完治の可能性も高い病気です。
原因は食の欧米化と言われていて、男女とも60代に多いですが最近は若い人もなってます。
この前お亡くなりになった俳優の今井さんも、大腸がんでしたね。


発見方法は大腸カメラが一番です。大腸カメラは恥ずかしいですし、カメラの前に
下剤などを飲んで便を出さなければいけないめんどくささはあります。
ただ、大腸がんがこれだけ多いと早めの検査をしておいた方がよいですね。

日本の場合は、保険でも認められていますのである例えば便潜血などの症状があれば
3割負担でできると思います。


昔インドネシアの癌センターの医師と話をしたことがあり、インドネシアにおける
癌の罹患数を聞いたことがあります。その時は子宮がんや卵巣がんが多いことや
胃がんや大腸はあまりないと聞きました。
日本とは状況が違うんだと思いましたので、なぜ女性のがんが多いのかと確認したところ、

「男性はあまり病院に来ないから、男性で多いがんについては確認ができない」と
言っていました。びっくりしましたが、インドネシアであればある意味納得の答えです。


まあ、インドネシアの死亡率は心臓病や脳血管障害が多いのでがんはまだまだ
なんでしょうね。