僕がジョンに(どの曲をやってほしい?)って尋ねたんだ。すると彼は(これまで(ルーシーインザスカイウィズダイアモンズ)は誰もやったことが無いんだ。今まで誰もあの曲をレコーディングしてないんだ。)と言った。つまり、ビートルズはあらゆる曲が取り上げられていたけど、あの曲は取り上げられていなかったんだね。
ジョンの最後のステージは1974年のマジソンスクエアガーデンだったけど、あの時はコンサートなど飽きるほど見ているスコットランド人のロードマネージャー達までが泣いた。僕はあれほど拍手喝采を浴びている人を見たことが無い。僕の為にあれだけ手をたたいてくれる人なんて永遠にいないだろう。
彼がステージに歩いて行ったとき、彼は拍手の嵐に揺さぶられていた。そして彼が死んだとき世界は揺さぶられた。僕はそれがとてもうれしいんだ。たぶん彼は天国からそれを見て踊りまくっていたんじゃないかな。彼はそういうやつなんだ。だけど、ビートルズの反逆的側面を担っていた人が銃弾という反逆に倒れるとは。彼は平和を念じた男なのに。
あの夜僕たちと一緒にステージに上がった彼は肉体的に病んでいたんだ。そうさ(Whatever Gets You Thru The Night )をやり、そのほかにもう一曲やった。僕たちは(Whatever Gets You Thru The Night )が一位になったら、彼がステージにあがるっていう、なんというか軽い賭けをやり、そして彼が約束を守ったんだ。彼はそのころメイパンと一緒にいてとても幸せそうだった。
ジョンと共演
https://www.youtube.com/watch?v=QhPA1wvLsCY
ビートルズカヴァー
https://www.youtube.com/watch?v=Ic2hlOwCif4
https://www.youtube.com/watch?v=lZ1jXhc3fZU
色んな本にジョンは平気で残酷になれ、皮肉たっぷりなユーモアのセンスを持っていたと書いてあったのを知っているし、そういった面も見受けられた。彼にとってもぼくにとっても狂気の絶頂期の中で僕は彼と一緒にいたわけだけど、僕が見たところでは彼はただただ心底から親切だった。僕にとって彼は憧れの存在だったんだ。
ジョンは業界の中で断然100%、唯一、憧れの人だった。だって彼はこの業界で尊敬していた唯一の人間だったんだ。たった一人の人だったんだよ。僕レヴェルの人間は何人もいるし、ミックジャガーやピートタウンゼントといった偉大な人たちとも出会った。すごく敬服はしているけど、ジョンは格別なんだ。
バークス
あの曲(Empty Garden)を歌うときは後ろを見ない。ジョンレノンの映像を見たら、胸がつまって曲を演奏するのが難しくなる。彼がいなくて本当に寂しい。彼は自然の力だった。そういう人は多くない。彼がいなくなった時の寂しさといったらとんでもないよ。
https://www.youtube.com/watch?v=KqPCbAlXcJc
https://www.youtube.com/watch?v=DtVBCG6ThDk
https://www.youtube.com/watch?v=_SJg39QAxDM
https://www.youtube.com/watch?v=KZiEIuueVZU
https://www.youtube.com/watch?v=44WkDUDd3mM