おんがく→silkworm nine



ちょっと時間を遡って、バンド編です。


ワンマンをすると決めてから、1ヶ月に一度はライブに出る事にした。
トークも大した事言えないし、集客もひどいもんだし、来てくれた人には申し訳ないし。
どうしてたわし、歌ってるんだろうかと思う癖に、また舞台に立っている。
ただの目立ちたがり屋である。
今だってライブは嫌いだ。でもどうしても歌わずにいられないの。

(この時期にわたしのライブに足を運んでくれた方たちには本当に感謝していると同時に心からお詫びします)

その日も虚ろにライブを終えたら、来てくれていた友達の人がご飯に誘ってくれた。
そういえば二人きりでご飯を食べるのは初めてだ。
とりとめなくたくさん話をした。昔の事や、今の事。それから、音楽の話。

流れで「ワンマンで何か特別な事がしたい」と話したんだと思う。


「じゃあバンドやろう!」
彼はわたしにとびきり素敵な提案をしてくれた。

…あれ?自分で言ったんだっけ?(笑)


とにかく、バンドだ。今まで人と音楽なんてした事なかったわたしが、初めてバンドで歌うのだ。
はちきれそうな不安は少しだけ期待に変わった。


つづく!
(わざと間にたわしを挟んですみません)