おんがく→silkworm nine



2007年、
あの頃わたしはまだ十代で 本当にこどもだったと思います。
些細な事で腹を立てたり、卑屈にわんわん泣いたり、あっという間に諦めたり(これは今も変わってなかった!)


どうしても音楽で生活する夢を諦めきれずに、ライブをしては辛くなって。
自分の歌に聴いて貰える価値も見いだせないのに、お金を払って見に来て貰うのが申し訳なくなる。
でも聴いてほしい。矛盾していたと思います
今年で20歳になるし、もう踏ん切りを付けたいけれど
こんな宙ぶらりんな気持ちじゃ絶対後悔する。辞めたってきっとまたいつかだらだら続けてしまう。


「ワンマンしましょうか」

そう言ったのはライブハウスの人だ。ノルマ目当てで言った何でも無い一言かもしれない。
けど、その響きはとても特別でした。

そうか、ワンマンライブ。
このどうしようもない気持ちの逃げ道はここだ。
精一杯やろう。後悔一粒残さないくらい全力で。
わたしが一生忘れないくらいのライブをしよう。

こうして、半年後の12月に向けてわたしの死ぬ準備が始まったのです。


続く!