本日は、本郷の東大球場で東大の秋のオープン戦ダブルヘッダーを観戦。対高校チーム4連戦。

 

先日は、西東京の「日大二高」に5対3で辛勝。この日は、第1試合、神奈川県の「藤嶺学園藤沢高校」に4対11で大敗。第2試合、茨城県の「土浦一高」に9対5で快勝の1勝1敗。

 

第1試合「藤嶺学園藤沢高校」は、かつては甲子園出場経験もあるが、近年は、低迷、プロ野球出身コーチを招聘などして強化している。東大とは2年前から秋にオープン戦を行い、2年前は10対9で東大が、昨年は、3対10で「藤嶺藤沢」が勝っている。

 

東大は、1、2、3年生の控え選手クラスのメンバー。青山、土井、山下大の3人が準レギュラークラス。先発は、先日の日大二高戦に2回1失点の東大軟式野球部から夏に転部した3年生、小林瑶。5回投げて5失点。2回に4失点、3回に1失点。

 

投手としては、一応、まとまっているのだが、球威も制球力も、いまいち。軟球だと、あまり球速も出ないし打球も飛ばないと言われるので、これで通用するのかもしれないが、金属バット、硬球使用で制球が甘いと、高校生相手とは言え、長打を打たれる。既に来年4年生なので、一層の制球力向上と緩急をつけた投球をしないとベンチ入りも厳しい。

 

2番手1年生、小宗は1イニングを簡単に抑えた。出来れば2イニングは投げさせてほしかった。この日、投げた投手では、彼だけがリーグ戦経験がある投手。

 

3番手は日大二高戦で3イニング無失点だった1年生、田中啓。最初の2イニングは、良かったが、3イニング目の9回表、4対5の接戦で2死満塁からレフトが普通ならば取れるフライを走者一掃の3失点2塁打にしてしまって4対8と駄目押しをされてしまった。緊張の糸が切れたのか、この後も、適時打やホームランを打たれて1イニング6失点のビッグイニングを作られ、3回6失点。

 

結局、藤嶺藤沢は、13安打11得点0エラー。東大は、6安打4得点3エラー。東大1年生3塁手の佐々木は打撃は良いが守備が悪い。先日の日大二高戦も記録に出ないエラーをしているし、この日は2個のエラー。

 

相手投手陣の落ちるカーブ、昔風に言うならば、ドロップを東大打線は打てないが、ともかく終盤までは4得点して接戦だった。青山は、リーグ戦クラスでは、なかなか打てないが、このクラスの投手だと直球、変化球共に快打を飛ばす。

 

第2試合の相手、茨城県の土浦一高は、東大の主力投手、宮本の母校。先発は、日大二高戦の先発3年生の坂口が中4日で先発。日大二高戦は、3回2失点で交代したが、この日は、あまり調子は良くなさそうだったが7回投げて5失点。簡単に二死を取るのだが、その後、失点するのは、いただけない。

 

第1試合と同じで、この試合でもライトが普通のフライを取れない。外野のエラーは失点に繋がる。正直言ってこの4連戦の中で土浦一高は、少し力が落ちる。そのせいか東大のスタメンも第1試合よりも実力が落ちる別のメンバー。少し実績があるのは4番の3年生、広納ぐらい。

 

この試合も先制されたが直ぐに逆転。中盤、追い上げられて少し、ヒヤッとしたが2番手1年生柳川が日大二高戦と違い、2イニングを無難に押さえて勝利。

 

両チームともに9安打2エラー。東大は9得点、土浦一高は、5得点。東大の1年生、植村、辻にホームランが出た。次戦は、25日日曜日に埼玉県の川越東高戦。

 

このチームが、今回の4連戦では、一番強い相手かもしれない。現在の東京6大学野球各チームに、結構、レギュラークラスを送りこんでいる。祝日なので、結構、観客も多かった。