アメリカ大統領選のバイデン現大統領(81)とトランプ前大統領(78)の戦いを、年齢の上からは「二人ともがんばれ」と応援してきました。同じ年寄りとしての思いからです。人柄から言ったら。トランプさんは大嫌いですが。

 

 よその国の事ですが、討論会などテレビニュースを見る機会が多くありました。そのたびに「バイデンさんは大統領をやれる体調ではないな」と思ってきました。弱弱しい語り口、ときどき痴呆のように言葉に詰まります。これで、このさき4年間、大統領をやろうというのは、相当な我儘だと思ってきました。

 

 この思いはアメリカの人も同じでした。なんと有力紙ニューヨークタイムズがが、バイデン氏撤退を、の社説を掲げました。(ニューヨーク時事:米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT、電子版)は28日、11月の米大統領選に向けて前日行われた第1回候補者討論会を踏まえ、バイデン大統領の選挙戦からの撤退を促す内容の社説を掲載した)。

 

 同紙は、前回はバイデン氏を推しており、バイデン氏の民主党よりの新聞です。その新聞の社説ですから、相当な波紋を呼んでいます。民主党の候補者の急遽差し替えもあるかもしれません。

 

 ニューヨークタイムズは、私が新聞記者時代から好きな新聞でした。報道姿勢も論調も。この論説の前に、討論会などの報道があつたわけですが、できれば読んでみたいと思います。